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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
みんなそれぞれ頑張りました
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この情報は前世でのゲーム情報なのだが、ゾーマの城への行き方と言われれば、無視も出来ないだろう。
しかもこれで、私達だけが何もしてない事が誤魔化せます。
「地図で見る限り、結構な距離がある町よね…道は険しい山道になってるみたいだし…しっかりと準備をしてから出立になるわね!」
おや?
アルルさんが会議を纏め終わらせようとしてますわ。
何をそんなに急いでるのかしら?
「これからの事を考えているところ申し訳ありませんが、アルル殿には何も情報は無いのですか?リュカ殿・ビアンカ殿・ハツキ殿はオリハルコンとマイラの情報を…マリー殿・ウルフ殿はメルキドの情報を…私はカンダタ殿とモニカ殿と共に、町の皆様方に
魔法
(
レミーラ
)
をお教えする手伝いをしておりました。アメリア殿とラーミア・ミニモンはともかく、勇者と呼ばれるお二人だけ、何の情報も無いというのは…ねぇ!?」
的確な意見だが、ラン君が言うと本当に嫌な感じに聞こえるのは何故だろうか?
……やっぱりニヤケながら言うからかな?
「わ、私達は…「許してやれよラング!」
もう一人、ニヤケながら嫌な言い方をする男が此処にいました。
「ヤリたい盛りの若い男女が、2人きりになったらどうなるかくらい分かるだろ!世界平和より…旅の情報より…腰振り合ってたいんだよ!許してやろうよ…大人として…な!」
大人として息子をからかうのはどうなのかと………?
「な!?ちょ、ちょっと…「コレは失礼しました!」
可哀想に…お兄ちゃんとアルルさんは、何も言わせてもらえない。
「私とした事が…お二人は愛し合われておりましたね!なのに『情報は何もないのか!?』等と…非常識極まりない言葉、お許しください!『疲れた!』とか言って、昼にもなってない時間から宿屋に篭もる様なご両人ですものね…今日も大分頑張った事でしょう!いやぁ〜申し訳ございません!」
心にも無い事をいけしゃあしゃあと言い切るラン君。
「い、いや…」「あ、あの…」
「世界全体の未来より、自分たちの未来の事で頭がいっぱいなんだ!」
「そうですよね…重要情報を得るよりも、可愛い子供さんを得る事に大忙しですよね!」
「そうさ!少し待ってれば僕は『お爺ちゃん』になるんだぜ!いいだろ〜………でも『お爺ちゃん』って呼んだらぶっ飛ばすけどね!」
「羨ましいですねぇ…私なんか、自分のお相手を見つけるのに苦労してますから…どうでしょう、お孫さんが出来る訳ですし、奥さんくれませんか?」
「意味分からん!何で孫が出来ると、奥さんを手放さなければならないんだよ!?」
お父さんとラン君が楽しそうに会話する。
この二人が楽しそうに会話すると、その余波で誰かが不幸になる。
それも最大級の不幸に…
「い、いい加減にしてください!」
「そうですよ!僕
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