第46話 =幽霊の正体=
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がいったことそのまま言えば恐らく1人には「聞いて来い」と怒られそうな気がする…なんて理由じゃないけど一応それに似ていると思う表現を使う。
「なら…足で探すしかないか…」
「新聞とかはもう調べたの?」
「うん…でも何にも書いてなかった」
サチの言葉にもアスナは顔をうつむかせて答える。無意識のうちに親がもういないという考えがどんどん浮かんできているくるのだろう。
「そういえば、ユイちゃん寒くない?」
「さ…さむく?」
ユカが言うがどうやら言葉の意味がわからないらしい…ここまで重症なのはやばくないか?
「えっと…体がブルブルッてなるかな?」
それをシリカが補足する。やっぱり小さい同士何か通じるものがあるのか?
「…失礼なこと考えませんでした?」
「いえ、なんにも」
よかった、今回は口に出していないみたいだ。どうやらシリカの補足でわかったらしくユイはそれに頷いた。さて…女性陣たちは何でいっせいにメニューを広げているんだ?という質問は野暮だろう。あの人形みたく白くて小さいユイは本当の人形みたいにされるんだろうな〜と意味はわかってないだろうユイに心の中で合掌しておく。
そして数分後…
「これ、どうかな?」
「こっちの方がいいわよ」
「えぇ?こっちじゃないですか?」
「こっちの方がいいと思うけど…」
などと、女性陣(リズを除いた)がユイの体に服を次々と目の前に掲げていく。最初は頭にハテナを浮かべていたユイだが面白くなってきたのか今はニコニコしてる。
「リズはやらないのか?」
「あたしはやられる立場だから」
アハハ、と苦笑いしているリズ。そういえば今の…というか店での格好ってアスナのコーディネートだっけか。
本当に俺…男でよかった気がするな…どうやらキリトも同じことを考えてるらしく「被害にあわなくてよかった」と顔に書いてある。
そして数十分後、やっと服が決まったらしくそれ以外のものは片付けていた。そして服を着せようとメニューを開くように言うがどうやらやり方がわからないらしい。キリトが見本を見せるように右手を振るとユイも同じく右手をふった。しかし、メニュー画面は現れず、何度繰り返しても画面が出ることはなかった。だが思いついたのか普通なら何もでない左手を振ると…
「でた!!」
喜ぶユイだが俺たちにはもう何がなんだかわからない…。そこでアスナがユイの後ろまで行き手を握る。どうやら可視モードにするらしい。普通はウィンドウを開くと名前、レベル、EXPが一番最初に表れるためマナー違反の行為だ。なのでさっさとアイテム欄に行こうとしているのがわかるがそこで不意にアスナの…アスナの握っていたユイの手が止まった。
「な、なにこれ…?」
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