第46話 =幽霊の正体=
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っき呼ばれたユカは「ゆぅ姉」
最後の俺は「にぃ」だった。
俺の呼び方だけ平仮名なのはその方がユイらしさがでるというもの…と考えてる作者が字面を気にしたものだ。
(……本当に自分の都合だけで…すいません)
「なぁ…ソラに聞いてみるのはどうなんだ?」
「わかった…やってみる」
キリトの提案に俺は賛成、目を瞑り頭の中でソラに話しかける。たわいもない話とかなら普通にしゃべるんだけど今は内容が内容だからこの方法をとる。この方法をとることで俺とソラに限り顔と顔をあわせ対話が出来る。
今回も無事出来たらしく、俺の目の前には一番最初、ソラの存在を知った白い世界が広がっておりそこに【抜刀騎士】の時の服を着た俺で俺じゃない人が立っていた。俺は普通の私服だけど。あとここだけかどうか知らないけど一応違いが出来てるのか瞳の色が違う。俺は濃い青色に対してソラは黄色だ。色的にはちょっと羨ましい。
『よぉ、ソラ』
『…あぁ。なんのようだ?』
『いや聞いてただろ…。まぁ一応説明するけど…』
少しの間だけ俺の説明が入る。主に…というか全部ユイについてだ。
『そこで質問なんだけどさ、記憶がなくなったり言葉が上手くしゃべれない…ってことは起きるのか?』
『起きる…ではないがもし脳がそこへ信号を送送信できているのならそれは起こらない』
だったらユイはどうなるんだ?と聞こうとしたらその前に『だが』と被された。
『その信号を送る部分がその感情でやられている…というのならその現象が起きる。なにせ信号自体に不具合が生じているんだからな。いくら高性能なナーヴギアでも補うことは出来ない』
ユイが話せないあの状況の可能性はある…と。
『次の質問、カーソルが出ないなんてことって起きるの?』
『それは絶対にありえないはずなんだが…現に起こっているんだよな…』
『へぇ…ソラでもわからないことがあるんだな』
『俺はGMではない。…でも…いや…あの存在なら…もしかしたら…』
なにやらブツブツ考え始めていた。
『何か…わかったのか?』
『…すまない、確証のない不安定なことは言いたくない』
なんだそのゲームに出てくる鬼畜眼鏡と呼ばれてる某帝国軍大佐の台詞は…と思ったけどこいつは冗談を言わないので聞き出すのはまず無理だろう、諦めるか…。
『なら、言えるときになったら教えてくれ』
『…わかった』
ソラの言葉を聴き俺はまたこの空間でも目を閉じる。こっちに来るときはなんともないのだが逆に戻るときはフワッとした感覚があるのでなんか嫌だ。今回もぶれずにそれが起こり元へ戻ってきた。
「…どうだった?」
「……わからないってよ」
確証がないので言えない、とソラ
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