第三章
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「楽よ」
「それは凄いですね」
「それで中南米は殆ど全部スペイン語かポルトガル語でしょ」
初音はこのことも話した。
「ブラジルがポルトガル語でそれ以外の国がスペイン語で」
「ジャマイカが英語で、ですね」
「他の国は全部この二つの言葉だから」
「もうそれで中南米も行けるんですね」
「そうよ、だからね」
それでというのだ。
「貴女もどれか一つの言葉を覚えたら」
「欧州のその国々とですね」
「中南米の殆どの国で言葉には困らないわ」
「大きいですね、それって」
「ええ、それがラテン系の言葉なのよ」
女学生に笑顔で話した。
「一つ知ると何億と会話が出来るね」
「物凄い言語ですね」
「英語や中国語もね」
「話す人が多くて」
「知ると世界的に便利だけれど」
「ラテン系の言語もですね」
「そうよ、だからイタリア歌劇を歌えるとフランス歌劇も歌えるし」
イタリア歌劇だけ歌えないオペラ歌手はまずいない、ほぼ確実にフランス歌劇も歌える。だからヴェルディやプッチーニで好評を得た歌手がビゼーでも高い評価を受けるのだ。
「イタリア人は普通にスペインで撮影出来るのよ」
「そういうことですね」
「そうよ、だから私もどちらも教えられるし」
「スペイン語もでしょうか」
「ポルトガル語もね、そして貴女もどれかの言語を学べば」
そして観に着ければというのだ。
「いいわね」
「何億人もの人とお話出来ますね」
「そうなるわ、わかったわね」
「わかりました」
女学生も頷いた、そしてだった。
女学生はフランス語を熱心に学んだ、イタリア語もそうして。
彼女も何億もの人と話せる様になった、初音はそんな彼女を見て笑顔になった。
ラテン系言語なので 完
2022・3・28
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