第一話:必然のデアイ
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ここは砂漠の中にある一つの国「玖楼国」
一人の少年が家の中に入ると一つの写真盾を手に取り話しかけていた
彼の名は「李・小狼」考古学者を目指す父と旅をして遺跡の発掘の仕事をしている
14歳の少年だ
小狼「ただいま、父さん‥‥。
やっぱりこの国の遺跡は殆どが砂の下に埋まってるみたいだよ
父さんが考えていた通りだ。西の遺跡はもう発掘が進んで‥‥」
と報告している途中にドアをドンドンと叩く音が聞こえて中断して訪問者の対応のためドアを開けると訪問者はいきなり小狼に抱き着いたのだ
突然のことに驚いた小狼はバランスを崩し訪問者に押し倒される形で背中から地面に激突した
「小狼!!」
小狼「うわ!」
ドサッ
「おかえりなさい、遺跡の発掘はどうだった?熱は?ケガは?
ごはんちゃんと食べてた?」
とニコニコしながら問い詰めているのは小狼の幼馴染でありこの国の姫「さくら」だった
小狼「大丈夫でした‥‥」
さくら「‥‥むぅ、敬語‥‥」
小狼「はい?」
さくら「敬語‥‥嫌だって言った‥‥」
さくらは不貞腐れたようにそっぽをむき、もう一度「さくら」と呼ぶように促すと小狼も渋々「さ、さくら」と呼んだ。すると照れたように「えへへ」とほほ笑むさくらは愛らしかった
そして小狼を押し倒しているような状況に今になって気づいたさくらは慌ててその場から退いた
さくら「ご、ごめんなさい重いよね!?」
小狼「え?‥‥あ!」
少し離れたところに向き合う形で座りなおすと改めて「おかえりなさい」、「ただいま」と言いあった。
さくら「次はいつまでこっちにいられるの?」
小狼「着替えを取りに戻っただけだからまた、直ぐに戻るよ」
と言うとさくらはあからさまに「そう」と落ち込んだ。
荷物を探る小狼は手を止めてさくらに振り返った
小狼「発掘に向けて買い出しがあるんだ‥‥一緒に行かないか?」
と提案すると嬉しそうにうんと頷いて二人で町へ出かけることになったのだ。
街へ出かけるとあたりを警戒しながら自身のフードを深くかぶりながら歩いていた
その様子に疑問を感じた小狼は率直な疑問をぶつけた
小狼「さっきから、なにをきにして‥‥もしかして、またお城を抜け出して?」
さくら「だって私が小狼のところにいくというと兄さまご機嫌斜めになるのよ」
小狼「王様は妹のことが心配なんだよ」
さくら「そうかな‥‥単なる意地悪みたいな気がするんだけど‥‥あ!」
さくらは市場で売っている一つのりんごを手に取ってしゃがんだ
さくら「あぁ〜!おいしそう小狼今日の夕飯はこれにしようよ!」
定員「よかったら持っていくかい?」
さくら「え、いいの!?」
定員「外ならぬ姫様の頼みならね」
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