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ダイの大冒険でメラゴースト転生って無理ゲーじゃね(お試し版)
七話「思い知らされた弱さ」
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と、確か何か所か森はあった気がするが、原作に出てきて覚えてるのは魔の森と呼ばれたところだけ。
「ただ、その森の近くには重要登場人物が一人いるけれど、主人公達と出会った時がポップとの初対面だった気がするから、魔の森ってことはない」
「「ポップを連れてるってことはあの日本の本州モチーフの大陸のどこかなんじゃ?」」
「うーん、その可能性が高い、かな?」
知りえた情報では推理するに不足。やはりどうあっても勇者アバンに追いつき仲間に加えてもらうしかなさそうだ。
「正直、危ないことなんてせずに危険とは無縁な場所でのんびり暮らしていたんだけどなぁ」
今のまま何もしなければ、魔王の意思とやらで強制的に凶暴化して人を襲い、ほぼ最弱の魔物として返り討ちに逢う未来しか見えないのだから、仕方ない。
「「何か情報を掴んだら教えて欲しいと言いたいところだが」」
「書置きを残しても、不審がられる原因になりそうだし」
今の俺には安全に情報をやり取りする方法が思いつかず。
「いや、待てよ? こっそり分裂して分裂したのを伝令役に置いていけばいいんじゃ?」
「「なるほど! けど、あの二人の目を盗んで分裂なんてできるの?」」
「あ゛……いや、相手は勇者でも人間だし、不眠不休での行動は難しい筈。二人いるわけだし、野宿中、交代で見張りにつくのであれば、ポップが見張りの時なら、目を盗んで、こう、何とか出来たら、いいな、的な?」
即座に粗を突っ込まれたが、弟子の少年が見張りの時ならまだ可能性はあると思うんだ。
「もっとも、それも仲間にしてもらえたらの話だしなぁ」
「「違いないな」」
言ってくると俺は見送る二匹の俺達を残し走り出したのだった。
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