暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第86話 やってきました、参観日!まさかの人物登場!?
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でいるじゃねえか!


「お、親父ぃぃぃ!!何でここに!?」
「おい兵藤、今は授業中だぞ。親が来てビックリしたからって立つんじゃねーよ」
「す、すみません……」


 俺は立ち上がってそう言うが坂田先生に注意されてしまう。渋々座るがやはり納得は出来ない。


(なんで親父がいるんだ!?俺は何も聞いていないぞ!?しかもご丁寧に匂いまで消してやがったから声を聴くまで気が付かなかった!!)


 もうパニックを起こしそうなほど驚いていた。そもそも異世界を移動するための装置はまだ出来ていなかったんじゃ……まさか親父、俺に嘘をついたんじゃないだろうな!?


(実際はもう完成していたけどサプライズとかって俺達に黙っていた……うん、親父ならやりそうだ。俺の驚く顔を見てニヤニヤしていたし……でもなんで節乃お婆ちゃんたちまで連れてくるんだよ!)
「兵藤、お前さっき授業の進行妨害したから罰として最初の一発目に使命だ」
「……えっ?」


 色々考え事をしていたが坂田先生に指名されて頭が真っ白になってしまった。


「し、指名って……俺が?」
「お前以外に兵藤はいねぇだろう?」
「いや、でも……」
「親が来て流石のお前も緊張しているのか?普段の学生らしくない落ち着いた態度が全くねぇじゃねえか」


 坂田先生もニヤつきながらそう言ってきた。腹立つな……


 松田や元浜、桐生に周りの生徒たちも何故かワクワク!っていう効果音が聞こえそうなくらい目を輝かせて俺の行動を待っていた。


(や、やるしかねえか……)


 俺は渋々立ち上がり話そうとする。せめて親父たちの方は見ないようにしよう。


「おい、読むときは親御さんの方見て言えよ」
「えぇっ!?」


 坂田先生にそう言われてついそう言ってしまった。この状況の中で親父の顔を見ながらコレを読めって!?


「坂田先生、流石にそれは……」
「早くしろよ、授業終わっちまうだろうが」


 も、もうヤケクソだ!俺は意を決して作文を読み始めた。

 
 内容自体は重くならないように、そしてG×Gには触れないように親父や兄貴たち、IGOの皆や節乃お婆ちゃん達などに対して俺が普段どう思っているのか感謝の気持ちとお礼の言葉を書いた。


 そしていつか親父のような立派な美食屋……とはストレートには書かずに濁して仕事をしていきたいと話して締めくくった。


 すると周りから拍手が鳴って松田達も何故かちょっと泣いていた。他の生徒の両親も少し泣いてる人がいた。


 親父の方を見ると少しだけ目元を抑えていた。それを茂松さんやマンサム所長がほほ笑みながら肩を叩いていた。親父、泣いているのか……?


 そして俺が着
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