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八条学園騒動記
第六百五十三話 皇帝と王の違いその十三

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「それ以上にだ」
「日本が嫌いか」
「嫌いというかな」
「執着だな」
「テレビでも新聞でも日本が出ない日はない」
 そうだというのだ。
「そのうえで何かと言われる」
「そうした状況か」
「本当にな」
「韓国は日本に徹底的に執着しているか」
「そうしたお国柄で日本ばかり見てな」
 そうなっていてというのだ。
「自分はだ」
「省みていないか」
「素晴らしい国と思っていてもな」
 それでもというのだ。
「やはり日本が基準だ」
「本当にそうした国か」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「それが千年だからな」
「歪なまま千年か」
「そしてその歪さもな」
「増しているか」
「そうした状況だ」
「そう思うと本当に大変だな」
「俺みたいな人間は少数派だからな」
 日本に執着していない者はというのだ。
「それもかなりだ」
「少ないか」
「マスコミも言ってネットでもな」
「いつも日本のことを言ってか」
「そして騒いでいて政治家も官僚も経営者も組合も学校の先生もだ」
「本当に誰でもか」
「日本を言ってその辺りのおじさんおばさんもだ」
 一般市民もというのだ。
「言うからな」
「徹底しているからだな」
「日本から抜け出ることはな」
 どうしてもというのだ。
「現実としてな」
「かなり難しいな」
「それはわかっている」 
 洪童にしてもだ。
「痛い位にな、しかしな」
「それでもだな」
「日本から抜け出さないとな」
 そうしない限りはというのだ。
「韓国はずっとあのままだ」
「歪なままだな」
「呪いと同じだな」
「呪いか」
「ああ、強過ぎる思いはな」
 それはというのだ。
「妄執になるからな」
「そういえば執念も強いとね」
 それならとだ、ロミオも言った。今は三人でマッコリを飲んでいるが起源はどうとか考えずに素直に味を楽しんでいる。
「妄執になってね」
「その妄執はな」
「呪いみたいにね」
 洪童の言う様にというのだ。
「縛るよね」
「そうだな」
「そして韓国もだね」
「何でも日本でな」
「日本はどうか、日本を超えようばかりで」
「それしかなくてな」 
 まさにそうした考えだけで動いていてというのだ。
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