第一章
[2]次話
友達を見捨てない犬
アメリカテキサス州ヒューストンで働きながら動物保護の活動をしているベティ=ウォルダン茶色の長い髪の毛で碧の目と面長の顔を持つ長身で痩せたスタイルの彼女は働いている時にその話を聞いて言った。
「詳しいことは後で」
「仕事のですね」
「そうしてくれますか」
「はい」
携帯から連絡した保護団体のスタッフは応えた。
「ではその場所だけです」
「お話してくれますか」
「そうしますので」
こう返してだった。
ウォルダンはまずは仕事に専念した、そして連絡を受けた現場に仕事を終えてから自分の車で向かうとだった。
そこに白い耳が立ったやや大型の犬が倒れていた、ウォルダンはその犬を射て現場にいたスタッフに尋ねた。
「この子がですか」
「はい、車に轢かれてです」
「倒れているんですね」
「それですぐにです」
「保護してですね」
「まず獣医さんに診てもらいますが」
「一匹だけなら何とかなりましたね」
ここでだった、ウォルダンは。
その倒れているが息はまだあり命に別状はなさそうな犬の傍にいて心配そうに見ているやや大型で白黒の毛の折れた耳の犬を見てスタッフに話した。
「けれどもう一匹いるので」
「はい、ですから」
それでとだ、スタッフはウォルダンに話した。
「ウォルダンさんに来てもらいました」
「そうでしたね」
「はい、ご助力お願い出来ますか」
「はい、それでは」
ウォルダンも応えてだった。
そのうえでスタッフと協力して犬を二匹共保護したが。
白黒の犬はじっと白い怪我をした犬を見守り傍にいた、ウォルダンはその白黒の犬を見てスタッフに話した。
「友達か家族か」
「はい、それはわからないですが」
「物凄く心配そうですね」
「二匹共野良犬の様ですが」
見れば二匹共首輪がない。
「ずっと一緒にいてです」
「仲がいいんですね」
「ですから心配なのでしょう」
「そうなんですね、大丈夫よ」
ウォルダンはその白黒の犬に優しい声をかけた。
「あなたのお友達は絶対に助かるからね」
「ワン」
「あなたもね」
怪我をした白犬にも声をかけた。
「安心してね」
「ワオン」
白黒の犬も白犬も鳴いて応えた、そして獣医に診てもらうとだった。
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