第19話 旅立ち
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何を仰せに成るか劉ヨウ殿!袁紹の夫になられる方にそこらの馬をお渡しできよう筈がございませんぞ。そんなことをしては、袁家の沽券に関わりますぞ」
まあ、歩きの旅は疲れると思ってたので、有り難くいただくとします。
「袁逢殿、お心遣い感謝します」
「なんのなんの、これしきのこと。無事旅を終えますことを祈っておりますぞ」
「アニキ、姫ー。早く行きましょうよ」
痺れを切らした猪々子が私と麗羽に声を掛けてきました。
「もうっ!文ちゃん、もう少し空気呼んでよ」
斗詩が猪々子に注意しています。
いつもの光景に今から本当に洛陽を立つのか疑ってしまいます。
「麗羽、そろそろ出発しようか」
私は気を取り直して、麗羽にいいました。
「そうですわね。猪々子さん、斗詩さん、出発しますわよ!」
麗羽は笑顔を私に向けて言うと、連れの二人組に声を掛けていました。
私達は見送りと別れを済ますと洛陽を出発しました。
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