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おっちょこちょいのかよちゃん
201 赤軍本部へと繋がる道
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 鯉沢は銃を発射した。原子光線を山田に向ける。地下道の周囲が崩れ落ちる。
「俺は機械なしでも戦えるぜ!」
 山田はそのまま機械を投げる。機械が手榴弾のように爆発した。奏子は羽衣や武装の能力(ちから)を駆使して自分達へのダメージを防いだ。
「おい、トク、まともに戦っちゃ時間のムダじゃ、先に進ませい!」
「うん!」
 三人は黒い穴の先へと進む。
「待て!お前ら!」
「お前は俺が相手してやる」
 後ろから別の男子高校生が現れた。異能の能力(ちから)を発動させる機械の源となった男だった。
「お前か・・・!恨みを晴らしに来たのか!だが、テメエと遊んでる暇はねえんだ!」
 山田は三河口に機械投げつけた。三河口はそれを迎撃し、機械は空中で爆発し、三河口に当たらなかった。
「まだまだあるぜ!」
 山田は3個同時に機械を投げた。今度は三河口に当たった。胴体と腕がバラバラになる。
「ふ、くたばったか・・・」
 山田は先へ進んで北勢田達を追いかけた。しかし、バラバラにされたその三河口は実は北勢田が電脳の矛(サイバーブレード)出した偽物だった。

 濃藤は東アジア反日武装戦線の女と相対していた。
「日高敏彦を倒したくらいで安心しない事ね」
 濃藤は厄介な事になったと思った。
「このアサカワ様が成敗させるわ」
 アサカワと名乗った女は瓶の蓋を空けた。濃藤は運命の剣(デステニーソード)を向けた。
(この瓶の中身がどんな物か知らんが成敗させないと!)
 濃藤は試みるが、瓶の中身から煙が出てきた。
「この瓶の薬品にそんな物は効かないわよ!」
 アサカワの出した薬品が濃藤の剣を無視して濃藤を攻撃する。濃藤は武装の能力(ちから)を発動させて防御する。だが、これでは持久戦となってしまう。その時、更に後ろから電撃がアサカワを襲った。
「キャアア!な、何よ!?」
「お前は俺が相手する」
 三河口がアサカワを攻撃していたのだった。
(北勢田が出したミカワの偽物か!)
 濃藤はしめたと思い、痺れて動けなくなったアサカワに剣を向けた。アサカワは気絶する。
「ありがとうな」
「ここは俺が警備する」
 濃藤は偽の三河口と共に行動する事になった。
(マリエル、ミカワ、無事でいてくれよ・・・!)

 北勢田、奏子、鯉沢は黒い穴の中を抜けた。そしてその出口を出ると・・・。
「ここが本部じゃな!」
「ああ、間違いねえ」
 その建物はレバノン国内にある赤軍の本部だった。
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