第一章
[2]次話
優しい巨大猫達
ロシアベルゴロド州スタールイオスコルに住むユリ=ミニナは猫好きで自分の家にも猫を飼っている、だが。
ブロンドの長い髪で透き通る様な白い肌とアイスブルーの目の彼女がその猫を連れて散歩をしているとだった。
「犬!?」
「いや、猫か」
「大きな猫だな」
「こんな猫いるんだな」
「ケフィアっていうのよ」
ユリは驚く人々に笑顔で話した。
「メインクーンって種類なの」
「その種類の猫か」
「随分大きいけれど」
「凄い大きな猫だな」
「こんな猫いるんだな」
「そうなの、大きくなる猫でね」
そのメインクーンはというのだ。見れば白い毛で目は黄色い。
「それでなのよ」
「そんなに大きいんだな」
「ちょっとした犬位あるな」
「そうなんだな」
「今十二キロあるの」
大きさの具体的な話もした。
「この子はね」
「十二キロか」
「ちょっと猫の大きさじゃないな」
「そこまで大きいとな」
「ちょっとな」
「それがね」
ユリは笑顔のままだった、その笑顔で言うのだった。
「この娘、雌だけれどまだ一歳と少しなの」
「ニャア〜〜〜ン」
ケフィアは愛嬌のある声で鳴いた、見れば人懐っこく愛嬌があり優しい感じだ。
「この種類の子は三歳まで成長するから」
「まだ大きくなるんだな」
「それだけ大きくても」
「それでも」
「そうかも知れないわ」
笑顔で話してだった。
ユリはケフィアとの散歩を楽しんだ、そして家に帰ると彼女が好きな生肉を与えて食べさせた。その彼女のところにだった。
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