暁 〜小説投稿サイト〜
ハッピークローバー
第十六話 飲みながら賑やかにその八

[8]前話 [2]次話
「俺からも言うな」
「そうするな」
「ううん、じゃあお酒もぎりぎりにするわ」
 かな恵は手まで真っ赤になっていた、その状況で話した。
「倒れない位に」
「そうしなさい。一番大きな娘がそうなったらね」
 一華はかな恵にどうかという顔で話した。
「本当に大変だしね」
「そうよね」
「私達だったらそれこそ」 
 一華はさらに言った。
「両手一本ずつ持って引き摺っていくわよ」
「二人で?」
「そう、ずるずるとね」
「小さな宇宙人引っ張っていくみたいに」
「リトルグレイか何かみたいにね」
「それは困るわ」
「だったら歩ける位でね」
 そこまでで、というのだ。
「止めなさい」
「そうすることね」
「そうよ、健康にも悪いし」
「やっぱりそれもあるわよね」
「お酒はね、肝臓壊したら」  
 その場合はというと。
「心臓の次に危ないわよ」
「肝臓大事だしね」
「そう、肝臓が駄目になったら」
「もうそれこそね」
「身体が大変なことになるから」
「飲み過ぎ注意ね」
「そうよ、まあかな恵はお酒だけで」
 問題であることはというのだ。
「煙草は吸わないわね」
「身体に悪いのわかってるから」
「百害あってよね」
「うん、吸わないわ」
「私達全員だけれどね」
「あんなの何がいいんだろうな」
 達川は煙草については心から首を傾げさせていた、そのうえでの言葉だった。
「一体」
「身体に悪いのに」
「百害あって一利なしだろ」
「本当に」
「しかも」
 達川は一華に応えてさらに話した。
「俺の親戚で酷い人って皆」
「煙草吸ってるの」
「どういう訳か」
「それは篇な縁ね」
「三人位人間の屑がいるけれど」
 それでもというのだ。
「全員なんだよ」
「それでなのね」
「俺その人達皆嫌いで」
「煙草にもなのね」
「いい感情なくて」
 それでというのだ。
「吸おうなんて」
「思わないのね」
「そうなんだよ」
 一華に微妙な顔になって話した。
「俺は」
「それが吸わない理由ならいいじゃない?」
「そうだね」
 古田と伊東は達川の話を聞いてこう言った。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ