第四百三十五話
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第四百三十五話 ワインの後は
今田先生は湯豆腐とモーゼルワインを楽しんでから自分にその両方を出してくれた使い魔達に話した。
「では今日はね」
「はい、これでですね」
「休まれますね」
「そうされますね」
「そうするわ。それで服はね」
寝る時のそれの話もした。
「ネグリジェにするわ、白で長いね」
「くるぶしまである」
「そちらにされますか」
「あのネグリジェに」
「ええ、そしてね」
先生はさらに話した。
「髪の毛もね」
「そのままですね」
「ゆったりとされて」
「そうした風にされてですね」
「寝させてもらうわ、そしてね」
酒で酔って赤くなった顔でさらに言った。
「貴方達もね」
「私達もですか」
「今宵は、ですか」
「ご主人様と共にですか」
「寝てくれるかしら」
こう言うのだった。
「今夜は一人では寂しいから」
「わかりました、それではです」
「その様にさせて頂きます」
「共に夜を過ごしましょう」
「そうしてね」
こうしてだった。
先生はネグリジェを着て使い魔達と天幕のベッドの中で寝た。そして目覚めの時間になるとだった。
目を覚ましてだ、使い魔達に話した。
「お風呂に入っていいかしら」
「では入れます」
「すぐにそうします」
「暫くお待ち下さい」
「ではね。それでだけれど」
使い魔達に起き上がりつつ話した。
「ローズをお願いするわ」
「お風呂の中に入れます」
「そうさせて頂きます」
「それでは」
「そしてね」
その風呂でというのだ。
「二日酔いを解消するわ」
「わかりました」
「そうして一日をはじめられますね」
「そうするわ」
こう言って起き上がってだった、先生はまずは入浴を楽しんだ。そして風呂から出ると薔薇の香りが身体から漂っていた。
第四百三十五話 完
2022・1・9
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