第四百九十一話 迷宮カンパニーからその十四
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「どうも」
「そうなんだな」
「鰐とか海老とかの奴はな」
「ラッキークローバーの奴等はか」
「それと薔薇の奴もだ」
ローズオルフェノクもというのだ。
「見たことがない」
「そうなんだな」
「相当強い様だが」
これはデータを見ての予想だ。
「しかしな」
「やはり敵の幹部クラスは出ていませんな」
御成は二ノ宮の話を聞いて述べた。
「この世界でも」
「そうだね」
天空寺は御成の言葉に頷いた。
「やっぱりスサノオはそうした怪人は出してこないね」
「左様でありますな」
「それもだね」
「スサノオの考えでありますな」
「そうだね」
「かなり強い連中だから出ない方がいいね」
ワニベは率直に述べた。
「ラッキークローバーとかは」
「ああ、敵は弱い方がいい」
ゴブリン上司も言った。
「戦闘要員でない俺だってな」
「そう思いますね」
「ああ、だからな」
それでというのだ。
「この連中が出ないならな」
「それで、ですね」
「いいさ、そして出て来たらな」
その時はというのだ。
「あらためてな」
「データを元にですね」
「戦っていくぞ、じゃあ兄さん達もな」
ゴブリン上司は常盤達にも声をかけた。
「これからだな」
「うん、一緒にね」
「その連中が出て来てもな」
「戦っていくよ」
「宜しく頼むな」
「ではだ」
アランが言ってきた。
「データを頭に入れて訓練もだ」
「していきますね」
「そして強くなることもだ」
シアに話した。
「勝つ為に必要だからな」
「それで、ですね」
「訓練もしていくぞ」
「わかりました、一緒に頑張っていきましょう」
「それではな」
「汗もかいていきましょう」
シアは明るい顔で言った、そうしてだった。
戦士達はまずはオルフェノクのデータを頭に入れていった、そのうえで次は訓練に入るのであった。
第四百九十一話 完
2021・10・8
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