第四百九十一話 迷宮カンパニーからその十三
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「今回のことは」
「そうなのね」
「ですがここにいる誰もがです」
「スサノオに怒って」
「今も戦うつもりです」
「感情に基づいて」
「はい、そしてです」
そのうえでというのだ。
「勝つつもりです」
「神がどうであれ」
それでもとだ、迷宮蟻女王が話した。
「私達にも意地がありますので」
「意地に基づいて」
「勝ちます」
スサノオ、神である彼にというのだ。
「そうします」
「だからあんた達が来てくれてよかった」
クルツはライダー達に微笑んで話した。
「これからはな」
「共にだな」
「戦ってくれるか」
「そうさせてもらう」
深海が強い声で答えた。
「是非な」
「それじゃあ頼むな」
「それでだが」
深海とクルツが言葉で握手したところでジャベルが言ってきた。
「そちらはオルフェノクのことは殆ど知らないと見るが」
「はい、実は」
シアが答えた。
「まだどういった種類がいるかもです」
「完全にわかっていないか」
「烏賊や梟に似たものとの戦闘はありますが」
「他にも色々いるわね」
ミルダが述べた。
「おおむね何かの生きものと人間の間の子の姿ね」
「そして極めて強く」
エルマンも言う。
「特殊な能力を持っている」
「そうしたことはわかるが」
それでもとだ、ガドインは話した。
「それ以外のことは」
「全ての種類のオルフェノクのデータを持っている」
ジャベルはこう言って分厚いファイルを出してきた。
「このファイルに全てのオルフェノクの能力と特徴、弱点が書かれている」
「弱点まで、ですか」
「そうだ」
ジャベルは迷宮蟻Aに答えた。
「全てな」
「それは凄いですね」
「だからだ」
それ故にというのだ。
「これを読めばだ」
「オルフェノクのことがわかりますか」
「そしてだ」
ジャベルはさらに話した。
「わかった分だけだ」
「有利に戦えますね」
「敵を知ればな」
それによってというのだ。
「そうだな」
「はい、それじゃあ」
「皆読んでくれ」
オルフェノクのことを書かれたファイルをというのだ。
「隅から隅までな」
「じゃあ早速」
リムも応えてだった。
二ノ宮達はデータを読んでいった、そうしてだった。
二ノ宮は全て読んでからこう言った。
「大体わかったがな」
「どうした?」
「見たことのない奴もいるな」
こうユルセンに答えた。
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