第三話 いかさま師その九
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ースがあって」
部員は十字に問われる前に自分から話してきた。十字にとっては好都合なことに。
「予備校のコースもあるよ」
「予備校。確か大学入試の為の」
「そう、その為のコースだよ」
「そうしたコースもあったね、日本じゃ」
「そうなんだ。イタリアにはないんだね」
「イタリアの学校と日本の学校は入試とかが全く違うから」
無論大学入試の仕組みもだ。全く違う。
もっと言えば日本の大学が誰でも入られるがそこにはそれなりの勉強が必要なのだ。
このことを念頭に置いてだ。十字は部員に答えた。
「そういうのはね」
「そうだね。けれどね」
「日本にはその為の予備校があって」
「そこに入って勉強している人も多いよ」
「わかったよ。それじゃあ清原塾は」
「塾生も多し先生達も充実してるよ」
塾の講師達もだというのだ。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ