第六百五十三話 皇帝と王の違いその一
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皇帝と王の違い
タムタムとロミオが話しているところに洪童が来た、見れば彼はマッコリを飲んでいてかなり酔っている。
「皇室の話してるな」
「そうだよ」
ロミオはあっさりとした口調で答えた。
「日本のね」
「エウロパ総統の話もしている」
タムタムはそちらもと話した。
「今はな」
「そうだな、皇室な」
「韓国では何かと言うな」
「今も王室って言う人が多いな」
タムタムに自国の事情を話した。
「日本の皇室は」
「お前は違うな」
「言い換えても事実は変わらないからな」
だからだというのだ。
「ちゃんとな」
「皇室と呼んでいるか」
「そして天皇ってな」
「ありのままにか」
「王なんて言わないさ」
断じてというのだ。
「日王なんてな」
「それ確か侮蔑語だね」
「ああ、日本に天皇つまり皇帝がいるって認めたくなくてな」
ロミオにも答えた。
「そう呼んでるんだよ」
「韓国ではそうだね」
「韓国だけはな」
「そうしてるんだね」
「エウロパも天皇って呼んでるけれどな」
韓国だけはというのだ。
「どうしてもな」
「天皇って呼びたくなくて」
「それでな」
その為にというのだ。
「皇室とも呼ばないでな」
「王室で」
「日王なんだよ」
「天皇じゃなくて」
「韓国はずっと王様だったんだよ」
今度は自国のことを話した。
「李氏朝鮮までな」
「十三年位帝国だったね」
「大韓帝国な、けれどな」
「それ以外はだね」
「王だったからな」
「中国が皇帝でね」
「それで自分達より下と思っていた日本がな」
その国がというのだ。
「皇帝とかな」
「韓国としては我慢出来なくて」
「それでだったんだよ」
「王って呼んでるんだね」
「今もな」
「共和制になって千年以上経つのにか」
タムタムはこのことから話した。
「韓国になって」
「もうかれこれ千二百年か」
「それでもか」
「どうしても日本への感情が無茶苦茶でな」
それでというのだ。
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