200 敵の本部への侵攻
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」
三河口はコーヒーを飲んだ後、何もせず大人しくし続けていた。
(待つだけでこんなにそわそわするとはいつぶりだろうか・・・)
その時、通信機が鳴った。三河口は直ぐ様応答する。
「はい、こちら三河口」
『こちらマリエル。海を渡り終えた所でこれから敵の本部に乗り込むわよ。私が三河口君の持ってる偽の剣を置く場所に連れて行ったら豆の木の巨人と一緒に召喚するわ。他の皆は能力を出す機械の破壊やそれらの時間稼ぎに赤軍と戦うつもりよ!OK?』
「はい、了解。マリエル一人で本部の建物の中に乗り込むのか?」
『ええ、でも、私もそれなりに本の中にある色んな物出して戦うわよ』
「ああ、気を付けろよ。こっちも出番が来るまで大人しくしている」
『うん』
マリエルとの通信を終えた。
(そろそろ本番に来たって事か・・・)
赤軍のメンバーの一人、西川純と奥平純三は本部付近に敵が来るような胸騒ぎを機械を通して感じ取っていた。
「奥平、ここらへんだ」
「思ったよりもものすごく近づいているぜ!」
そして二人は本部周辺を巡回していた。そして、空から何かが飛んでいた。
「西川、あれじゃねえのか!?」
「ああ、撃ち落としてやらあ!」
マリエルは本から鵞鳥に乗ったマザー・グースを出して鵞鳥に乗った。鵞鳥は飛び立ち、他の皆と別れた。マリエルは見聞の能力で相手の動向や偽物の三つの道具を心臓の鼓動などで感知した。
(どこかにある筈・・・)
そして何らかの未来予知が見えた。自分を狙う者が近づき、命を取ると。
「マザー・グース!私達を襲う人が来てる筈だわ!」
「了解、粉屋の粉よ、出よ!」
マザー・グースは小麦粉を出した。
「小麦粉?何に使うの?」
「まあ、見てなって」
マザー・グースは小麦粉を投下した。爆発が起きる。
「あの小麦粉で爆発を起こせるんだよ」
そしてマザー・グースの鵞鳥は侵入できそうな窓や出入り口を探す。
「・・・、どこなら安全かしら?」
その時、通信機が鳴った。
「はい、こちら、マリエル」
『こちら濃藤だ。今お前にとって安全な道を俺の剣で確保するから待ってろ!』
「え?うん!」
通信が切れると共に、建物の壁に穴が空いた。
「今、私のいる所の近くに穴が空いたわ!」
『よし、そこから入ればいい!』
「Thanks!」
マリエルは英語で答えて本部の建物に侵入した。
奥平と西川は小麦粉の爆発を受けたが、武装の能力で何とか防御した。
「ちい、面倒くさい奴が来やがった!」
「追うぞ!」
「お前ら、俺が相手してやる」
「え?」
二人は振り返った。その場に一人の高校生程の男子がいた。
「お前は、清水にいたガキじゃねえか!」
「生きてやがったか!わりいがお前一人じ
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