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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
復讐-にどあることはさんどある-
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ばあいつに近付けないだろうし、背後からの攻撃も無効。
まさに攻防一体の兵器だ。

「ッ!」

散弾銃を引き抜き、魔力を込めて最大の威力で撃つも、それはサブアームの装甲を僅かにへこませるほどしか出来ない。

「ちっ…!」

メイスで叩こうが、散弾銃で撃ち抜こうが、このサブアームは到底破壊できないことは分かった。
しかし攻略法は掴めない。
こうやって立て続けにやってくるサブアームをはじき返すことくらいしか出来ていない。

そして、

「さァテ女ァ!!貴様は本部に来てモラウぞ!!」

このままでは武蔵が危ない。

「お断りしときます!!」
「女が口答えを、するなァァ!!!」

刀を受け止めていた腕が、動く。
刀を弾き返すと、その握り拳が武蔵の顔面を真っ直ぐとらえた。

「…!!」

しかし武蔵もそれを食らうほどノロマでもない。
僅かに顔をずらして拳を避け、カウンターで再び腕の切断を試みるも、またもや金属音を響かせるだけに終わってしまう。

「この野蛮なクソアマが!!貴様も連帯責任で竜胆と同ジ特別矯正ぷろグラムを受けてもらうぞ!!!」

狙いが、完全に武蔵へと移る。
飛びかかる山本、そして4本のサブアームも襲い掛かる。


「まずハ反省の態度を示すベク丸刈りダ!!貴様も竜胆も!そのふざけた髪型を刈ッテやろウ!!」

本体、サブアーム、
合計6本の腕が同時多角から武蔵へと襲い掛かる。

「次は特別授業!!休ミナんてあると思うナよ!!一日ミッちり俺が教えこんで、1週間で俺の可愛イ理想の部下に仕立てアゲテやろウ!!」

斬る、というより弾く。
6本の腕からなる猛烈なラッシュは武蔵を容赦なく襲うも、二刀でなんとか凌いでいる。
相手は人間、だがあれを人間と呼んでいいのだろうか?
怪しい義手を付けられ、背中のサブアームによって人型のシルエットから逸脱し、サーヴァントの一撃にも余裕で耐えうる。

さっきも言ったがあいつは人間じゃない。悪魔だ。
武蔵は今、かつての上司の形をした悪魔と戦っている。

「ほらホラどうシタドウしたァ!!サーヴァントとかいうやつにモゆとリ世代ってものがあルノかぁ!?」
「ほんっと、部下も上司もうるさいったらありゃしないわね!!こんなのと毎日仕事してたの!?」
「…ああ、そうだ。」

俺も加勢する。
メイスから刀を引き抜き、背後から斬り掛かる。

「効かんなァ!!」
「…。」

やはりというか案の定というか、どれだけスピードを速くしたとしても弾かれる。

「その次ハ宴会芸だ!みっちり仕込んで俺ノ可愛い部下達を笑わせテヤッテくれよォ!」
「…。」
「無視ヲぉ、するなァァァァァァーッ!!!!!」

サブアームの先端が開き、俺を掴も
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