第三話 いかさま師その五
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みにされた様に蒼白になった。そのうえでだ。
戸惑いながらも雪子に答えた。そして言うのだった。
「先生は。料理部の顧問だし」
「そ、そうよね」
なぜか戸惑いつつ返す春香だった。その彼女を見てだ。
望は気付かない。しかしだった。
十字は気付いた。そこに違和感を見たのだ。彼女に対しても。
しかしその違和感の原因が何か彼には今はわからない。それでだ。
三人のやり取りを見続けている。そのうちにだ。
雪子はだ。こんなことも春香に言ったのだった。
「まあ部活動はね」
「それは?」
「頑張らないといけないわよね」
何気なく高校生としてそうであればいいことを口にしたのだった。
「本当にそうよね」
「わかってるわ。だから今日もね」
「部活行くの?」
「ええ、そうするわ」
こうだ。蒼白になりつつも頷く春香だった。その彼女を見てだ。
望は不思議な顔をしてだ。春香に尋ねたのだった。
「なあ、急にな」
「ひっ!?」
望の言葉に反応してだ。春香はだ。
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