第十五話 夢があるからその十三
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「やっぱりデザイン的に問題あるし」
「どう見てもショーツだしね」
「だからね」
それでというのだ。
「いやらしさ全開だったから」
「廃止されて」
「今はないわ、それで他の学校でもね」
「ブルマはなくなってるわね」
「それでアニメや漫画でもね」
そういった媒体でもというのだ。
「ないわよ」
「本当に何処でもないのね」
「まあそんなのなくてもいいわよ」
富美子は口をとがらせて言った。
「セクハラされそうだし」
「というか変なこと起こらない方がおかしいでしょ」
留奈も憮然とした顔で言った。
「ブルマなんてね」
「あんなの誰が考えたのよ」
理虹もそれはと言うのだった。
「そもそも」
「普通に半ズボンでいいわよね」
「そうよね」
留奈のその言葉にも頷いた。
「昔からあるし」
「ブルマじゃなくてね」
「何でブルマだったか」
「不思議よ」
「学校のいやらしい先生が決めたとか?」
「ありそうね、先生っていやらしい人多いし」
教師が起こした性犯罪は暴力行為と同じく多いのではないだろうか、そうした意見もある様である。
「昔からね」
「うちの学校は違うけれど」
「何だかんだ理由付けて」
「それでブルマにしたのかしらね」
「あるな、それは」
越智は腕を組み難しい顔で述べた。
「日本の学校だとな」
「お前そう思うのかよ」
「事実日本の教師は問題が多い奴が多い」
成海に難しい顔で話した。
「そうしたいやらしい奴もだ」
「多いってか」
「日教組のせいかな」
「ああ、あの北朝鮮が理想とかいう」
「あの国の教育が理想だとな」
「あの組織にいる先生はか」
「おかしな組織にはおかしな奴がいる」
成海は強い声で語った。
「だからだ」
「そんな先生も多くてか」
「合法的にいやらしいものを見る為にな」
体育の授業という極めて普通の時間にだ。
「そうしたのかもな」
「だったらとんでもないな」
成海は越智の話に真剣な顔で応えた。
「ブルマも」
「ちょっと洒落になってないよな」
軽い感じの古田もこう言った。
「それだと」
「そうだよな」
成海は古田にも応えた。
「越智が言うとな」
「信用出来るよな」
「いつもよく調べてるしな」
「何でもな」
「あれっ、越智君そうなの」
この合コンで彼と親しく話しすっかり打ち解けていた富美子が応えた。
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