第四十四話 麦わら帽子を買いながらその八
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「マスコミも含めてね」
「そうした人達がなのね」
「北朝鮮好きであんな国を持ち上げていたから」
「あの国もオウムそっくりよね」
「そんな国をそうしていたから」
持ち上げていたからだというのだ。
「だからね」
「それでなのね」
「そんなレベルの人達の中だと」
「吉本隆明もなのね」
「偉大なのよ」
「そうなるのね」
「北朝鮮がいい国なんて言える人も馬鹿でしょ」
こちらはこちらでそうだというのだ、事実戦後日本の知識人達にはそうした主張をする者が多かった。
「そうでしょ」
「ええ、何処がいい国か」
「あの国の世襲の共産主義はよくて日本の皇室は反対とかね」
「それも酷いわね」
「日本の貿易とか企業の進出を経済侵略とかアジア再侵略とか言っていたのよ」
これは日本にグルメブームを引き起こした某料理漫画も言っていた、黒服の新聞記者と陶芸家の父親が出る漫画である。
「全部嘘っぱちだったけれどね」
「そんなこと言ってる人達の中だったから」
「吉本隆明みたいな馬鹿でもよ」
「戦後最大の思想家だったのね」
「だから私はそうした人達の本は読まないし」
「吉本隆明の本もなのね」
「読むだけ時間の無駄だから」
そう確信しているからなのだ。
「誰に何を言われてもね」
「読まないのね」
「絶対にね」
そうするというのだ。
「それなら太宰読むわ」
「その方がずっといいのね」
「ええ、しかし経済侵略とかアジア再侵略言っていた人達ってね」
愛は今度はそうした主張をしていた者達の話をした。
「ほぼ確実に北朝鮮持ち上げていたのよ」
「日本の企業は攻撃して」
「あの国をね」
「テロも弾圧も粛清も何でもありの国を」
「そうしていたのよ、自衛隊も嫌いでね」
そうしてというのだ。
「あの国の軍隊はね」
「好きだったの」
「それでそんな人達がテレビや新聞で偉そうに言ってたのよ」
「酷い話ね」
「そうでしょ、拉致はやってないともね」
これは鳥越俊太郎も言っていた、このことは特筆すべきであろう。
「言ってたわ」
「無茶苦茶酷いわね」
「あんまりにも酷いから」
「そうした人達の本は読まないで」
「それでね」
「太宰とか読んでるの」
「そう、思想書とか哲学書もね」
こうしたものもというのだ。
「そうした人達が多いから」
「今は」
「戦争終わってからね」
だからだというのだ。
「本当に酷過ぎるから」
「読まないのね」
「小説読んでるわ」
「そうなの」
「それもわかりやすいね、ライトノベルも読むし」
「ラノベいいわよね」
咲もよく読むのでこの話題は聞くだけでなく入ることが出来た。
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