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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第85話 究極に甘い食材はどれだ!オカルト研究部だけの初めての捕獲!後編
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ためかなり仲良くなっていた。テリーはそんな二人を『危機感無いな』と『でも仲良さそうでほっこりする』という風に見ていた。
「ん……?」
「地震ですか?」
すると何やら地響きが起こり大きな音が小猫達に近づいているのを三人は感じた。小猫が背後を見て見ると巨大な物体がこちらに転がってきていた。
「んにゃ〜!?なんなんですか!」
「とにかく走ってください!」
小猫達は必至になって逃げだした。だがこの物体は急な曲がり角や坂道も平然と進みながら追いかけてくる。
「なんで曲り道はカーブしてくるし上り坂は平然と登ってくるんですか!これ絶対猛獣ですよね!?」
「多分『クリマジロ』ですよ!相手をするのも面倒ですし倒しても美味しくないので逃げるが幸です!」
「ひゃう!?棘まで飛ばしてきました!」
小猫達はクリマジロが飛ばしてくる棘をかわしながら高台に逃げ込んだ。クリマジロは岩にぶつかるとこちらを睨んでくるが直ぐに諦めて何処かへと去っていった。
「どうやら高台は登れないみたいですね」
「グランドベリーはもうすぐですよ。頑張りましょう!」
「そうですね……ってテリー?」
小猫は警戒するように唸るテリーを見て何かが来ると察した。すると次の瞬間地中から何かが飛び出してきて小猫達に襲い掛かってきた。
小猫達はジャンプして逃げると土煙を見る。するとそこから猛獣が出てきた。
「何ですか、あの猛獣は?まるでサメと亀が合体したみたいな姿ですね」
「わ、私も初めて見ました!あれって捕獲レベル32の『シャークハコガメ』ですよ!」
シャークハコガメは地中に潜ると背ビレを出してこちらに向かってきた。小猫は右に跳んで回避するが近くにあった岩が背ビレで真っ二つになってしまった。
「凄い威力ですね!まともに喰らったらひとたまりもないでしょう。でも当たらなければ問題はありません!」
ルフェイは魔法を構えてシャークハコガメに目掛けて放った。
「イオラ!」
放たれた魔法はシャークハコガメのいる地面に吸い込まれていき大きな爆発を生みだした。だがシャークハコガメは平然としながらこちらに向かってくる。
「ええっ!?効いていないんですか!?」
「このっ!?」
「ガオッ!」
小猫とテリーはシャークハコガメに攻撃を仕掛けたが硬い甲羅に阻まれて大したダメージは与えられなかった。
「硬い!?二重の極みを当てたいけどああも早く動かれては……」
硬い甲羅に有効そうな二重の極みを使いたいと小猫は思ったが、あれは精密な動作が必要で今の小猫の練度では素早く動きまわるシャークハコガメには当てれても本来の威力を発揮するのは難
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