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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第85話 究極に甘い食材はどれだ!オカルト研究部だけの初めての捕獲!後編
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ルーツを一辺に味わってるみたい!?」


 二人は先程まで死んだ目をしていたというのに今では輝いていた。そして勢いよくグロウアップルを食べ始めた。


「ふ、二人とも……」
「……ん?イッセー?そういえばここは……」
「私達、何をしていたんだっけ……確か……」
「うおおぉぉぉぉぉ!?やったあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」


 イッセーは目に涙を溜めながら二人を抱きしめた。


「やりましたね、イッセー先輩!」
「本当に良かったわ……」


 小猫とリアスは手を取り合って喜んでいた。祐斗はギャスパーを抱っこして笑みを浮かべ、黒歌はルフェイや朱乃とハイタッチをした。ココやサニー達も笑みを浮かべている。


「イッセー君、私達……」
「いいんだ。今は何も言うな……お帰り。ゼノヴィア、イリナ……」
「……ただいま、イッセー」


 イリナは状況を理解して自分たちがどういう状態にあったのか思い出したようだ。謝罪の言葉を言おうとしたがイッセーはより強く抱きしめて言葉を封じた。


 そんなイッセーに感謝の気持ちを込めてゼノヴィアはただいまと言った。


 するとイリナとゼノヴィアのお腹から大きな音が鳴った。それを聞いたイッセーは笑みを浮かべる。


「なんだ、二人とも腹が減ったのか?」
「ああ、凄くお腹が空いてきたんだ」
「何日も食べていなくて胃が荒れているはずとにかくいっぱい食べたくて仕方ないの!」


 二人を笑みを浮かべてお腹が空いたと答えた。


「ふんふん……」
「どうした、黒歌?」
「胃の辺りの気の流れは乱れていない……つまり正常な状態にゃ。これなら固形物を食べても大丈夫だね」
「何日も食べていないのにか?」
「うん、多分グロウアップルの力だと思うにゃん」


 普通何日も食べていないと胃が荒れて固形物を食べるのは危険だが、黒歌に仙術で見てもらうと胃は荒れておらず正常になっていると話した。


 グロウアップルには体も幸せな状態、つまり正常に戻す効果もあったのだ。


「そういう事なら話は早い!ボーノさん、賞金はいりませんからレストランボーノの料理を食べさせてもらえませんか?」
「えっと……話の流れは分かりませんがイッセーさんがそう言うなら勿論喜んで料理を提供させていただきますよ。お題は結構です」
「いいのか?」
「はい、僕の気持ちです。会場にいる皆様もどうか楽しんでいってください!」


 ボーノがそう言うと会場から溢れんばかりの喜びの声が上がった。そしてイッセー達は夜が深くなるまでゼノヴィアとイリナの復活した祝いを楽しみ続けたのだった。



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