暁 〜小説投稿サイト〜
冥王来訪
第二部 1978年
ミンスクへ
乱賊 その3
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り、銃を構えた男は周囲で待ち構える兵士共々壁際に押し付けられる
室内にあるすべての物が、宙を舞う
彼は、紐を振りほどくと立ち上がり、こう吐き捨てる
「これは、貴様等が見たかった次元連結システムの一部だ」
彼は冷笑する
痛む口内と血が流れ出る唇を懐中よりハンカチを出し、抑える
自身も、重力操作に耐え切れなくなり、膝をつく
 部屋が揺れ、壁に立った兵士たちが倒れ込む
敷地内に警報音が鳴り、怒号が聞こえる
彼は、この振動を感じると、立ち上がる
表情を強張らせ、一言漏らす
「お望みの物が、どれ程の物か、(とく)と見るが良い」
横たわる兵士に歩み寄る
その兵士の左腕から、奪われた時計を取り戻す
腕に嵌めて、窓を椅子で叩き割り、窓より身を投げ出した


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