第十五話 夢があるからその十一
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「浪漫とロマンはな」
「違うの」
「親戚の兄ちゃん言ってたよ」
成海は自分のそうした相手のことも話した。
「浪漫ってのはセーラー服やブレザーやブルマ、浴衣にナースにフライトアテンダント、チャイナドレスにバニーガールだってな」
「いやらしさ全開じゃないの?」
「まんまコスプレよね」
「そうよね」
富美子、理虹、留奈は話を聞いて言った。
「それってね」
「そのままじゃない」
「どう聞いても」
「いや、それ浪漫だな」
「そうだよな」
「何かわかるよ」
越智、古田、伊東は頷いた。
「その人の主張は」
「浪漫だってな」
「何となくだけどな」
「俺もわかるかな」
達川もこう言った。
「アイドルが浪漫っていうのは」
「それっていやらしいこと?」
一華は怪訝な顔で言った。
「つまりは」
「いや、ちょっと違うよ」
達川が答えた。
「純粋にはね」
「そう言えないの」
「自然だよね」
達川は強い声で言った。
「それって」
「アイドルのことは」
「誰だってアイドル観るじゃない、女の子も」
「男性アイドルね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「アイドルに浪漫観るのはね」
「問題なしね」
「というかアイドルってその為にいるよね」
観られる為にというのだ。
「だから歌って踊ってね」
「テレビに出てね」
「それでグラビアだって」
「だからコスプレもいいの」
「俺は悪いとは言えないよ、むしろね」
「いいのね」
「そう思うよ」
こう話した。
「本当にね」
「そうなのね」
「だからね」
それでというのだ。
「そうしたこと好きでも出来たら嫌な顔はね」
「しないでっていうのね」
「駄目かな」
「ううん」
一華はここで腕を組んだ、そして難しい目になって口をへの字にしてそのうえで考え込んだ。そうしてだった。
暫く考えてだ、達川に答えた。
「それじゃあね」
「いいかな」
「ええ、女の子もアイドル好きだしね」
「そうだよね」
「女性アイドルもね」
「男だって同じだよ」
達川はすかさずといったタイミングで言ってきた。
「男性アイドルもね」
「好きなの」
「カラオケでも歌うし」
男性アイドルの曲もというのだ。
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