第十五話 夢があるからその十
[8]前話 [2]次話
「何か」
「そう、体と頭はあるけれど顔も指もない」
「のっぺらぼうみたいな」
「実はそれは宇宙服を着た宇宙人じゃないかって」
その様にというのだ。
「言われてるんだ」
「そうだったの」
「実際のところはわからないけれど」
それでもというのだ。
「土偶だってそう言われてるね」
「あれが宇宙服そっくりだっていうわね」
「他の国にもそうしたお話あるしね」
中南米の遺跡には特に多いという、中には宇宙船に乗っているのかと言われた壁画があったがこれはどうやら下から上ではなく横に見るものだったという。
「宇宙人もね」
「否定出来ないわね」
「そう思うよ、ましてUFOは全部プラズマとか」
ある教授が強烈に主張していたことだ。
「ないよ。流石に金星にはいないと思うけれど」
「アダムスキーさんね」
「あれはね」
「流石に作り話よね」
「そうだと思うけれど」
それでもというのだ。
「他の沢山のお話の中には」
「真実があるわね」
「絶対に宇宙人もいて」
達川は断言した。
「それで地球にもだよ」
「来ている宇宙人がいるわね」
「そう思うよ、いや何かね」
達川はここで一呼吸置いた、そして一華を見て彼女に話した。
「米田さん話合うね」
「趣味同じね」
一華もこう返した。
「オカルト関係っていうか」
「ミステリーだね」
「そっちの趣味一緒ね」
「そうだよね」
「こうしたことってあれでしょ」
一華は笑って話した。
「ロマンよね」
「そうだよね」
「だからお話しても楽しいわよね」
「調べていてもね」
「それだけでね」
「そうしたものだよね」
「あれっ、浪漫じゃないの」
かな恵は二人の話を聞いて言った。
「それって」
「ロマンだよ」
「そっちよ」
達川も一華もそれはと返した。
「こうしたお話って」
「そっちだと思うよ」
「うちの弟何かアイドルの人テレビで観て浪漫って言うけれど」
かな恵は二人に応えていった。
「ロマンはそういうものね」
「浪漫ってあれだろ」
成海はかな恵の言葉を受けて彼女に言った。
「所謂萌えとかいやらしいこととか」
「そういうの?」
「そうだろ」
こう言うのだった。
「どっちかって言えば」
「そうなの」
「だからな」
それでというのだ。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ