第二話 吸血鬼その四
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廊にある絵達はとだ。
「どれも何かね」
「色々な絵があるけれど」
「この絵なんか特に」
ここでだ。猛が言った。
えも言われぬ絵だった。絵の具は多く使っているが色彩は中間色、それに暗い色が多くだ。そうしてだ。
女が男に迫りその肩から血を吸っている。夜、いやそれとはまた別の暗さ、昼にありながら光の感じられない、闇の中になくとも暗鬱で不安なものを感じさせる、そんな絵だった。
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