第四百九十話 運命の決戦〜勝利のビュッフェ〜その十三
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「怪人は来ないけれど」
「一瞬も気を抜けないからね」
藍里も言うことだった。
「だからね」
「そうね、もう皆必死よ」
真夢も汗を拭いている。
「戦場でもステージでも」
「だからまた私達の歌う時になったらよ」
佳乃は仲間達に話した。
「全力で歌いましょう」
「今から私達がステージに行くから」
「ゆっくり休んでいてね」
真美と亜美がステージに向かいながら七人に声をかけた。
「頑張ってくるからね」
「それも全力でね」
「さて、歌うか」
真はもう気合十分だった。
「これから」
「それで踊るわよ」
響はこちらの話をした。
「もう死ぬ気でね」
「アイドルの戦場はステージです」
貴音は毅然と前を見て言い切った。
「グラビアもサイン会もですが」
「ステージに立ったらそこが戦場ってことよね」
美希はこう解釈した。
「要するに」
「そうよね、じゃあやってやるわよ」
伊織ももうスイッチが入っている。
「今度のステージもね」
「倒れてもいいって気持ちでいかないとね」
やよいも言った。
「今回も」
「皆準備出来たわね」
律子はこのことを確認した。
「そうよね」
「だからここにいるわ」
千早が一同を代表して答えた。
「ステージの前に」
「では皆で上がって」
あずさは今も自分のぺースである。
「歌いましょう」
「ドキドキしますけれど」
雪歩は今もそうした感じであるが意を決している顔だった。
「それを乗り越えていきましょう」
「じゃあ皆行こう」
春香の声は明るかった。
「765プロ全員でね」
「さあ皆歌ってくれ」
社長がアイドル達に励まし声をかけた。
「今回もね」
「頑張ってきます」
「そうしてきます」
「うん、その意気で頼むよ」
「ステージの準備は整っている」
巽も言ってきた、胸を張り確かな顔になっている。
「ではだ」
「はい、これから行ってきます」
「そして歌てきます」
「宜しく頼む」
巽こう言って765プロのアイドル達をステージに送り出した、そして彼女達もステージで歌った。
歌とダンスが奏でられる中死闘は続いていた、そうして。
シャナはその中で刃を振るっていた、隣には悠二がいて共に戦っている。シャナはその彼に尋ねた。
「戦えるかしら」
「充分にね」
「そう。ならいいわ」
「シャナもだね」
「ええ、さっきまで充分に休んだし」
シャナはさらに話した。
「それにね」
「うん、メロンパンもだね」
「食べたから」
好物のそれもというのだ。
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