第79話
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吹き飛んでいった。
「えっと、悟空さ…瞬間移動で迎えに行って欲しいだよ」
「お、おお…生きてっかな…悟飯…」
「兄ちゃんどうしちゃったんだろ?」
「悟飯さんってシスコンだったりする…?」
「いや、あいつの場合は多分私がトランクス君に返事をしたってことを受け入れられなかったんだろうね。昔は自分がビーデルさんにした癖にさ」
取り敢えず悟空が悟飯の気を探し始め、取り敢えず捉えたので迎えに行くのであった。
「はああああ…っ!!」
珍しく庭で修行していたベジータ。
しかし、その姿は超サイヤ人ではなく、赤紫がかかった黒髪と眉が隆起した姿が特徴の我儘の極意“兆”であった。
モロとの闘いから徹底的なまでの激しい修行をしてようやく“兆”の姿になれるようになったベジータである。
「破壊神の技を使うと怖い顔になっちゃうのねぇ」
「仕方ないだろう、こういう技なんだ…せやあっ!!」
回し蹴りを繰り出した時、悟空によって吹き飛ばされた悟飯に回し蹴りが命中してしまい、悟飯は庭の池に落下した。
「え!?今の…悟飯君…!?」
「な、何だ…?何故悟飯が…?」
「ベジータ、ブルマ。悟飯見なかったか?」
瞬間移動でやってきた悟空が悟飯の居場所を聞くと池を指差す。
「あちゃー、悟飯の奴生きてっかなー」
「おい、何で悟飯がこっちに飛んできたんだ?」
「実はよー」
目を覚ました悟林とトランクスの関係の変化について教えるとブルマは大喜び、ベジータは驚愕した。
「ええーっ!?やったじゃないトランクス!今夜はみんな集めてパーティーよ!!」
「チッ!冗談じゃない!トランクスが悟林と結婚したら俺とカカロットが親戚になってしまうだろうが!!」
息子の恋が成就したことにブルマは早速全員を呼ぼうとし、ベジータは悟空と親戚になるのかと思うと思いっきり表情を歪めた。
「でもよー、ベジータ。悟林とトランクスなら絶対孫は強えし、大きくなったらたくさん修行に付き合ってくれっぞ!」
「…………」
「(あ、これ絶対悪くないなって顔だわ)」
何時も通りの無表情だが、ブルマにはベジータがいずれ出来る孫との修行を待ち望んでいるのが何となく分かったのであった。
「…夢じゃ…なかった…姉さんが…交際なんて…宇宙の終わりだ…」
父親達から忘れ去られてしまった悟飯は、今まで修行と戦闘馬鹿の姉が弟の親友と交際することに宇宙の終わりを確信するのであった。
因みに双子故かそんな悟飯の考えなど見抜かれており、体が完治した時は問答無用で悟飯は悟林に叩きのめされてしまうのであった。
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