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FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」
最強チーム
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の持つ呪歌を見て苦虫を潰したような顔をする。

「気持ち悪い笛じゃのう」

「見た目はともかくいい音が出るんですよ」

「急いどるんじゃ、一曲だけじゃぞ」

マカロフは、呪歌を吹くことを許可してしまった。

(勝った!)

カゲヤマは勝利を確信し、呪歌を口元に近づけた。

「よぉく聞いてくださいね」

カゲヤマの、呪歌を吹く準備が整った。



・・・



「いた!」

「じっちゃん!」

「マスター!」

「やべぇ!」

カゲヤマを追いかけ、マカロフとカゲヤマを見つけたエルザ達が、マカロフの近くに行こうとすると、

「しぃー、今いいところなんだから見てなさい」

近くにいたマスターボブが、エルザ達を止めた。

「てかあんた達可愛いわね」

ナツとグレイが身を震わせる

「なに!?この人?」


「ゲッ!マスターボブ...さん...」


「青い天馬《ブルーペガサス》のマスター!」

「あら、エルザちゃんにリートちゃん久しぶりねぇ、エルザちゃんは大きくなって、リートちゃんは相変わらず可愛いわね〜食べちゃいたいくらい」

マスターボブが、リートに頬擦りするとリートの顔色がどんどんと青ざめていった。



「ぎゃぁぁぁぁ!」



・・・


「どうした?早くせんか」

カゲヤマは、いまだに呪歌を吹かずに止まっていた。


・・・


「いけない!」

「黙って見てな面白ぇとこなんだからよ」

四つ首の猟犬《クワトロケルベロス》のマスター ゴールドマインも、木陰からマカロフ達の様子を見ていた。


・・・


「さぁ」

(吹けば...吹けばいいだけだ!それで全てが変わる!)

「なにも変わらんよ」

「えっ?」

いきなり話し出したマカロフに、カゲヤマは動揺を露にする。

「弱い人間はいつまでたっても弱いまま。
しかし弱さの全てが悪ではない。元々人間なんて弱い生き物じゃ。1人じゃ不安だからギルドがある、仲間が居る。
強く生きる為に寄り添いあって歩いていく。不器用な者は人より多くの壁にぶち当たるし、遠回りするやもしれん。
しかし、明日を信じて踏み出せばおのずと力が湧いて来る、強く生きようと笑っていける、

そんな笛に頼らずともな」

「流石だ...全てお見通しって訳か...」

カゲヤマは呪歌を落として頭を下げ、敗北を認めた。

「参りました...」

「「マスター!」」

「じっちゃん!」

「ジーさん!」

カゲヤマの敗北の言葉と同時に、エルザ達がマカロフの下に駆け寄った。

「ぬぉぉ!なぜ4人がここに!?」

「さすがです!今の言
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