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仮面ライダーAP
第5話 鉄血の砲火
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テルが完成する」
「ぐうぅッ!」
「迅虎ッ!」

 その「力」で軽く平手打ちされただけで、ティガーは勢いよく吹き飛ばされていた。彼女を咄嗟に受け止めたG-verYとパンツァーも、外骨格を得た彼の力に戦慄を覚えている。

「俺にこれを使わせた褒美だ。……貴様らには、『実験台』という役職をくれてやる。光栄に思いながら、死ね」

 全ての力を使い果たし、ブロンズフィロキセラを打ち破ったG-verY達だったが。武田禍継という男にとっては、これからが第2ラウンドなのである。
 彼が変身する銅色の魔人――「仮面ライダーニコラシカ」は、ここからが本領なのだ。

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