第六十八話 入学式その二十八
[8]前話 [2]次話
「徹底的にします」
「それで余計に嫌われるのね」
「こっちも嫌って」
「その行いが他の人が見て嫌うわよ」
「それありますけれどね」
「それでも人が自分を嫌ってもなのね」
「別にいいです、ただ普通の関係ですと」
それならというのです。
「絶対に意地悪とかしないです」
「普通の関係でそんなことしたらおかしいでしょ」
「中学の時そんな奴いまして」
「その子物凄く嫌われていたでしょ」
「何でも今の高校で有名な嫌われ者だそうです」
「そりゃ嫌われるわね」
普通の関係の人に意地悪したらです。
「当然のことよ」
「弱い者いじめが大好きで図々しくて自分より成績が悪いと馬鹿にして相手が強いとへらへらします」
「それはまた凄いわね」
ちょっといない位だと思いました。
「そのままだと絶対に碌な人間にならないわね」
「だから僕も今は会っても挨拶しません」
「そうした人こそおみちで救われるべきだけれど」
「そうですか」
「心を入れ替えてってことで」
「おみちはそうしたところですね」
「そうよ、そうした人こそね」
新一君にもお話しました。
「そうしたものなのよ」
「僕の考えはよくないんですね」
「そう、好き嫌いがあることは当然でも」
それでもです。
「そうした人こそよ」
「救われるべきですか」
「その心をね」
「そうなんですね、どうやっても変わりそうにない奴っていますけれどね」
あまりにも性格が悪くてということはわかりました。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ