第四百九十話 運命の決戦〜勝利のビュッフェ〜その十二
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「というか本当に何とかするだがや」
「他に服は持っていないが」
「ならこっちで用意するだがや」
「その服は何だ」
「宇宙服だがや」
海は胸を張りドヤ顔で答えた。
「それだがや」
「断わる」
鬼姫は相当だった。
「あんなものそうそう着られるか」
「駄目だがや」
「いつも着たら倒れる」
「まああの服はないですね」
「そうよね」
エルシャは茶々丸の言葉に頷いた。
「流石に」
「いい服だがや」
「宇宙ではそうですね」
茶々丸は海が持っているその服を見ながら話した。
「ですがこうした場所には不向きですよ」
「そうだがや」
「海さんはいいとしまして」
「ううむ、断られたなら仕方ないだがや」
「というか鬼姫さん声もエロいですし」
猿飛秀吉はそちらの話もした。
「結構きますよ」
「そうか?」
「そうした世界に縁を感じませんか?」
「そう言われるとそんな気もする」
鬼姫は顔を赤くさせて答えた。
「私自身な」
「そうですよね」
「何か妹で軍師でな」
「軍師ですか」
「それで色々あった様だ」
こう言うのだった、自分でも。
「私の魂はな」
「というかですね」
わかばはこう言った。
「ごらく部って言葉もありますしね」
「いい言葉だな」
「そうですよね」
「そう言われるとお前と仲良くなれる」
「不思議ですよね」
「林檎やエミリア=ハーミットともな」
「面白いことですね」
「そうしたことは誰でもあるわね」
エルシャもその話を聞いて述べた。
「私だってあるし」
「そうだにゃ」
にゃんぱいあはエルシャの言葉に笑顔で応えた。
「僕もエルシャにそういうもの感じるにゃ」
「私もよ」
「だから大好きにゃ」
「そうした話をすると気が楽になった」
鬼姫は寝袋に入りつつ述べた。
「その気持ちのまま休むか、寝袋に入ればもう服も関係ないしな」
「それはそうだがや」
「なら寝よう」
「お休みだがや」
「お前等も寝るな」
「そうするだがや、猿寝るだぎゃ」
「わかりました殿」
海に応えて猿飛秀吉もだった。
寝袋に入った、エルシャもわかばもそうして休んだ。
戦いは休息を摂りながらも続いていてだった。
実波はステージを降りてから言った。
「いや、戦いは相変わらずですね」
「凄いわね」
菜々美も激戦をステージから降りたところで言った。
「皆必死ね」
「いや、私達もです」
夏夜は汗を拭きながら言った。
「必死でしたが」
「ステージも戦場なのよね」
未夕はステージの方を振り返って述べた。
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