第四百九十話 運命の決戦〜勝利のビュッフェ〜その十一
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「いけるにゃ」
「そう思ってお出ししました」
「何よりにゃ」
「というか猫が喋っても何とも思わなくなっただぎゃ」
海がこう言った。
「もう普通だぎゃ」
「そうなってきましたな」
猿飛秀吉もだった。
「こうしていますと」
「そうだがや」
「いや、我等も慣れたものです」
「豚が喋ってもだぎゃ」
海はこうも言った。
「何ともないだがや」
「そしてぬいぐるみも」
「いや、何でも普通だがや」
「それでそれがしもでござるな」
ハムスケが二人に言ってきた。
「普通でござるな」
「当然だぎゃ」
海はハムスケに笑顔で答えた。
「シュレディンガーもラプラスもだぎゃ」
「それは何よりでござる」
「全くだ、誰が喋ろうともだ」
鬼姫は腕を組んで述べた。
「最早何でもない」
「いや、鬼姫さんの恰好は」
猿飛秀吉は彼女をまじまじと上から下まで見つつ述べた。
「何度見ても」
「?何かあるのか」
「刺激的過ぎて」
「冗談抜きで危険過ぎるわ」
エレーナも言うことだった。
「ちょっと服着て隠さな」
「そう言われても私はこれが普通だからな」
今の服装がとだ、鬼姫はエレーナに返した。
「だからな」
「それでないか」
「他の服装と言われても困る」
「なまじスタイルがいいから余計にだぎゃ」
海も目のやり場に困っている、そのうえでの言葉だ。
「目のやり場に困るだぎゃ」
「その恰好なら仕方ないよね」
直行も海達と同じ意見だった。
「俺は結構慣れたけれどね」
「ワン」
はな子が横にいて直行に続いて鳴いた、直工はその彼女の頭を撫でてから鬼姫にあらためてこう言った。
「水着か下着と同じだからね」
「もう少しね」
美親は少し苦笑いで話した。
「控え目だといいんだけれど」
「そう言われても困る」
鬼姫は実際に困惑した顔で述べた。
「私はこれが普段着だしな」
「普段着でそれは凄いですね」
茶々丸も言うことだった。
「メイルライダーの方も普段はあの様な服装ではないですからね」
「あくまで戦闘の時だけよ」
エルシャが答えた。
「今みたいな服装になるのはね」
「そうですよね」
「クレアちゃんにしてもね」
エルシャは丁度砲撃を行ったクレア=ハーヴェィを観つつ話した。
「普段は制服でしょ」
「そうですね」
「だから鬼姫ちゃんはね」
「余計に目立つんですね」
「そうなのよ」
「人里に出るといつも注目されるが」
鬼姫は今度は憮然として語った。
「やはり不本意だ」
「その恰好だと当然だがや」
海はその鬼姫に言った。
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