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と恥ずかしかっただけやから・・」
「たこ焼き 食べたいな― 行こかー キムラの」
「えー なにゆうてんの そんなん あそこ遠いし 昂と一緒なの学校の誰かに見られたら ウワサになるやんかー それに、たこ焼きってなんやねん ウチと行くとこかー」
「なにをゴチャゴチャ言うてんねん 真珠と仲良くしてんの何が悪いねん 関係ないやん 何言われても 俺と真珠にしかわからんやろー 本当のとこはー そんなん気にせーへん それとも、たこ焼き嫌いなんかー?」
「あのなー なんで 時々 グサーってくることゆうてくるねん わかったわよー いくよー」
歩き始めると、昂君は独りで歩き出した。
「昂 大丈夫なんか―? ウチに掴まってもええんやでー」
「うん とりあえずな ゆっくり歩いてくれ まだ、頼りない感じやけどな」
結局、30分程かかったけど、お店にたどり着いた。お店の中でたこ焼き食べていると、同じクラスの夏美ちゃんが、持ち帰りの所で「4人前 1時間程したら取りにくるからお願いします」と言って居た。
「やばい 昂 夏美ちゃんだ あっち向いてよう」
「えー どこ どこ」と
「バカ 静かにー」と、私だけが焦っていた。私達には、気づかないで行ってしまったようだけど
「あの子 こんなのばっか 食べているから ぶくぶく太ってきているんよね」と、私は何気なく言っていたのだけど
「そーだなぁ 最近 胸も目立つよねー」
「バカ どこ見てんのよ やーらしい 昂」
「だって 眼に入るんだから、しょうがないだろー 真珠はペッタンコだし」
「うぅー 悪かったわね これでも、少しはあるんだから・・ ウッ 何で、昂とこんな話しなきやなんないのよ もう、帰るよ」
「ウン 帰りは、少し、掴まっても良いか―? なんか 痛いってか 不安ていうか 力入れるのって、まだ、こわいんだ」
「ウン ええよー 無理せんとってー」
という訳で、帰りは途中から、昂君は私の肩に手をまわしてきて歩いていた。そのうち私は肩にかかっている昂君の右手を握って、左手は昂君の腰に添えていたんだけど、昂君はその手を左手で握り締めてきていた。すごい恰好だなって思っていたんだけど
「昂 ウチなぁー 通信簿 成績上がってたんやー 昂のお陰やわー」
「そうかー 俺も 成績落ちてなかったわ 真珠のお陰やな ありがとな」
私、スキップしたい気分だったんだけど・・昂君にくっついて暖かいのを感じていた。
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