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八条学園騒動記
第六百五十一話 サウナの話その十五

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「博士よりずっと問題よ」
「その通りだね」
「狂気過ぎて悪影響受ける人いなくても」
「あの迷惑さは悪質だよ」
「博士よりも遥かに」
「正直言って私あの人は好きじゃないのよ」
 シャバキはとだ、カトリは眉を曇らせて答えた。
「そんなに人類滅亡して欲しいのって思うから」
「どう見ても滅亡して欲しいからね」
「あの人の主張を聞くとね」
「どうしてもね」
「そうとしか思えないね」
「だからね」 
 それでというのだ。
「好きじゃないわ、あとこの人が近くにいたら」
「逃げる?」
「そうする?」
「通報して病院に連れ戻してもらうわ」
 そうしてもらうというのだ。
「即刻ね」
「あの人についてはそれがいいね」
「それが一番だよ」
 二人もこう返した。
「どう見てもおかしいし病院に隔離されているし」
「当然のことだよ」
「ええ、じゃあこれで後片付けも終わったし」
 会話の間も手を動かしていてそれで終わった、全員で作業もしたしそれでもう終わって元の学園に戻ったのだ。
「打ち上げの前にね」
「サウナだね」
「行って来るね」
「それですっきりしてから打ち上げに参加するわ」
 二人に笑顔で話した、そして実際にカトリはサウナに向かった。そうして心地よく汗をかいて身体の中の悪いものを出して水風呂に入りまたサウナに入り湯舟にも入って身体も洗ってそのうえで打ち上げに参加した。


サウナの話   完


               2022・1・9
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