第二百四十一話 カレリアからその十三
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「思いきりかけるな」
「わかりました、では」
「まずはですね」
「コペンハーゲンに戻り」
「街も大きくしますね」
「その様にしますね」
「ああ、それからだよ」
まさにと言ってだった。
久志はカレリア全土の掌握が終わると軍を戻した、いったん拠点としていたペテルブルグに戻ってだった。
休養を摂った後でコペンハーゲンに入った、そこで軍をそれぞれの駐屯地に戻してそうしてだった。
自分と同じくバイキング達の掌握を終えて戻って来た仲間達と再会を喜び彼等の軍も戻してだった。
そうして彼等はだった。
「よし、まずは街の拡大だ」
「城壁を外にも築きです」
源三が言ってきた。
「そこを外壁としてです」
「その中の街をだな」
「道を整えてです」
「民を住まわせるな」
「そうしましょう、そうしてです」
「街の規模を拡大してな」
そうしてというのだ。
「統治の仕組みもな」
「拡大しますね」
「北には城つまり街も築くが」
「北の統治の最大拠点としてですね」
「このコペンハーゲンは使うからな」
それだけにというのだ。
「ここにいる王様にもな」
「その権限をですね」
「ある程度でもな」
「持ってもらいますね」
「担ってもらうな」
権限を与えてというのだ。
「そうするな」
「わかりました、それでは」
「それとここは何と言っても港だな」
久志はこちらの話もした。
「北はな」
「バイキングも船で移動していましたし」
「港を充実させてな」
「船もですね」
「今以上に多く備えさせてな」
そうしてというのだ。
「流通をよくする、バルト湖を北の地中湖にする」
「それが目標ですね」
「冬は凍るけれどな」
そうした湖だがというのだ。
「けれどな」
「その様にしますね」
「凍らない時期だけでもな」
「流通を盛んにしますね」
「ああ」
こう源三に答えた。
「そうしていくな」
「港と船を整えて」
「ああ、あと北の街も整えるが」
「そちらもですね」
「港町をな」
「そうしていきますね」
「港で漁業を盛んにしてな」
そうしてというのだ。
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