第十四話 話をしてその十四
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「若しかしたらだけれど」
「ナマケモノの大きいの?」
「四メートル位あったっていうから」
その大きさはというのだ。
「そんな生きものもまだいるかもっていうから」
「それじゃあ」
「そう、本当にね」
「恐竜だって」
「まだいてもね」
アマゾンはというのだ。
「不思議じゃないよ」
「あそこはそうね」
「ジャングルにね」
それにというのだ。
「物凄く大きな川があるから」
「アマゾン川ね」
「日本の二倍以上の長さの川だから」
それだけの流域面積を持っているのだ。
「広いし長いし深いし」
「物凄く沢山の数と種類の生きものもいるし」
「ピラルクだっているし」
全長四メートルにもなる巨大な淡水魚である、その味は美味であるが淡水魚それも熱帯のものであるので生で食べることは要注意であろう。
「イルカもいるんだよ」
「そうそう、あそこイルカいるのよね」
「アマゾンカワイルカね」
この種類のイルカが実際に棲息している。
「あと三メートルの鯰とかエイもね」
「エイもいるの」
「そうだよ、あそこは」
「凄いわね」
「ピラニアもデンキウナギもいて」
そうしてというのだ。
「鰐もアナコンダもいるから」
「恐竜が川の中にいても」
「不思議じゃないよ、というかアナコンダも」
このアマゾンの代名詞の一つとなっている大蛇もというのだ。
「二十メートル以上のがいるって噂あるし」
「それ本当!?」
咲もこの話は半信半疑だった。
「むしろ恐竜よりもね」
「実在したら凄いよね」
「そう思ったけれど」
「そうした話もあるんだ」
「そうなの」
「昔ティタノボアという蛇がいて」
達川はかつて地球上に棲息していた生きものの話をここでまたした、この蛇の化石も出ていてその大きさがわかる。
「十三メートルあったそうだよ」
「それも凄い大きさね」
「けれどアマゾンにいるっていう巨大アナコンダは」
それはというと。
「最大二十五メートルだから」
「その蛇の倍近くあるわね」
「そこまで大きいから」
それでというのだ。
「もうね」
「恐竜より凄いかも知れないわね」
「恐竜でも子供なら一呑みだよ」
そこまで大きいと、というのだ。
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