第78話
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て地面に叩き付けた。
「ぐおおおお…っ!!」
「お前のエネルギー吸収によるパワーアップは喰うことで成立する。だから口をぶっ壊せばエネルギーを喰えないし殴り放題って訳だね」
「ぐっ!俺を怒らせれば怒らせるほど、貴様は苦しみ抜いて死ぬことになるぞ、分かってやっているのか!!」
「へえ、お前が私を殺す?面白いねえ、ほらやってみせてよ。遠慮しないで」
「があっ!!」
モロが両腕を上げて地球のエネルギーを悟林にぶつける。
そして地球のエネルギーで弾を作って何度も当て続ける。
自分の力が通じないなら強いエネルギーを秘めた地球を利用しようと言うのだろう。
しかし、悟林は地球のエネルギーさえ気合で吹き飛ばしてモロにラリアットを噛まして吹き飛ばす。
「がっ!!く、くそおっ!!」
魔術で目眩ましをして岩陰に隠れ、急いで体の損傷を再生しようとする。
「くっ…さ、再生が遅い…な、何故だ…!?」
「ピッコロさんの再生能力は肉体のダメージが能力を上回った場合は作用しないよ」
「なっ!?」
背後から聞こえた声に振り返ると悟林が嘲笑を浮かべながらモロを見下ろしていた。
「かくれんぼかぁ、懐かしい。子供の頃は良くやったよ…ねえ、どうしたの?こんな所に気配を消して隠れて?回復までの時間稼ぎのつもり?…と言うことは、もう悟っちゃったわけだ。このままじゃあ、何も出来ずに私に殺されちゃうって」
「黙れっ!!この俺が貴様なんぞに…ぐふうっ!?」
気弾を放とうとしたがそれよりも先に顔面に飛び蹴りを入れられて悟林に何度もモロは岩に叩き付けられる。
「ひええ…あのモロが子供扱いだ…やっぱりサイヤ人は恐ろしいな…」
「以前の力の大会が良い経験になったようですね。安定して使いこなしています」
パワーアップしたはずのモロが子供扱いされているのは喜ばしいことなのだが、それをしている悟林が混血とは言えサイヤ人なので、改めてサイヤ人の恐ろしさを再認識したジャコ。
ウイスは力の大会の時のぶっつけ本番が良い薬になったらしく超究極界王拳の安定度に満足そうだ。
「こりゃあ、オラ達も技を完成させねえとやべえぞベジータ」
「チッ、頭に来るが今の俺ではあいつに勝てんことくらい分かっている」
身勝手の極意も我儘の極意も完成を急がねばなるまい。
悟空とベジータは自分達の未熟さを噛み締めながら悟林とモロの闘いを見守った。
正確には最早闘いではなく一方的な蹂躙である。
防御しようとしてもバリアも圧倒的な力で突破され、腕で防いでもその腕が砕けるだけであった。
両腕の骨を砕かれたモロは防御することも魔術を使う余裕も与えられずに悟林の拳を自身の血で汚すだけ。
まるで血を
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