ハーケン会戦〜始まる大戦の”裏”〜
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戦に優れているアンタがジンさん達と一緒に紅き翼に協力すべきよ。」
「……わかった。だったらコイツもお前に預けておくぜ。」
シェラザードの説明に頷いたアガットはシェラザードにレンからもらった”帰還の耳飾り”を手渡した。
こうして……紅き翼はリィン達灰獅子隊によるヴァンダイク元帥討伐の阻止の為に動き始めた。
〜少し前・ガルガンチェア1号機・艦内〜
紅き翼が動き始める少し前、ロイド達を乗せたメルカバがガルガンチェア1号機の甲板に着地するとメルカバからロイド達特務支援課の面々に加えてリーシャが現れた後艦内へと突入するとある光景を目にした。
「なっ!?あの人形達は”黒の工房”の本拠地で戦った……!」
「ミリアムさんやアルティナさん達”OZシリーズ”の人造人間のデータを参考にして作られた人形兵器――――――”OZミラージュ”……!」
「な、なんであの人形達がこの戦艦にいるの〜!?確か”黒の工房”は本拠地は爆破された上、残りの拠点も全部リィンさん達が壊滅させたって話だよね……!?」
ある光景――――――黒の工房の本拠地で現れた人形達の残骸を目にしたユウナは驚きの声を上げ、セティは真剣な表情で声を上げ、シャマーラは困惑の表情で声を上げた。
「……恐らくですが私達が黒の工房の本拠地に突入する前の時点で量産されていたのをこの戦艦の警備用として配置していたのでしょう。」
「それと確か黒の工房の本拠地を襲撃した際に持ち帰ったデータにメンフィル・クロスベル連合とエレボニア帝国の戦争が勃発した時点でラインフォルトグループと黒の工房の繋がりを示すデータもありましたから、それを考えると……」
「工房や結社から取り入れた技術をテストする為に戦艦そのものが黒の工房による”実験戦艦”という事ですか……」
「ったく、”戦艦が実験台”とかスケールがデカすぎだろ……」
「話には聞いていましたが、D∴G教団どころかクロイス家の魔導技術も遥かに上回る技術力のようですね、”黒の工房”は……」
「ええ……しかもその黒の工房は”教団”やベル達”クロイス家”の技術も取り込んでいるとの事だから、それこそ教団や”クロイス家”の技術が関わっているもの――――――悪魔や魔導人形達がこの戦艦に配置されているかもしれないわね……」
エリナとティオの推測に続くようにノエルは疲れた表情で答え、二人の話を聞いていたランディは溜息を吐き、真剣な表情で呟いたリーシャの意見に同意したエリィは複雑そうな表情で呟いた。するとその時銃声や様々な魔法が発動する音、剣戟や更には多くの鬨の声が聞こえてきた。
「フッ、こちらの狙い通りブリッジの目は局長やクロスベル帝国軍に向いているようだね。」
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