ハーケン会戦〜始まる大戦の”裏”〜
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、ロカの槍とメティサーナの大鎌が、ジェダルの剣技とフルーレティの空間を切り裂く魔術が、マリーニャの短剣とシュリの二丁の魔導銃による拡散撃が次々と猟兵達に襲い掛かり、それらを喰らった猟兵達は絶命して地面に倒れていった。
「貴様らは太陽の砦とカレル離宮でそれぞれ阻んできた……ッ!」
「やれやれ、復帰早々アンタとやり合う事になるとはな。」
「何か勘違いをしているようだが、”俺の相手はお前達ではない。”」
セリカ達と共に現れたジェダルに視線を向けたレオニダスは厳しい表情を浮かべ、ルトガーは苦笑しながらジェダルを見つめた。
「何……ッ!?」
ジェダルの言葉にレオニダスが驚いたその時ジェダル、フルーレティ、シュリ、マリーニャはアルベリヒとゲオルグ、シャーリィと対峙し、セリカ、サティア、ロカ、メティサーナはルトガーとレオニダスと対峙した!
「―――――今回の貴様らの相手は俺達だ。」
「セリカと私、そしてエステル達の未来の為にも貴方達の目的は徹底的に叩き潰させてもらうわ。」
「世界を”終焉”に導こうとする愚か者達についたその罪、我が主神マーズテリアに代わりその身に裁いてあげましょう。」
「メティの裁きを直々に受けられる事、光栄に思うがいい!」
「くっ……あの”劫焔”――――――それも火焔魔人化した奴を相手に終始優勢に戦った”嵐の剣神”か……!」
「クク、高所の連中といい、”黒の騎神”を相手しているとんでもねぇ女といい、相変わらず徹底的に俺達を潰そうとしているねぇ。どうせその様子だと、他の猟兵の連中の対策は高所にいる連中だけじゃねぇんだろう?」
対峙したセリカ達に武器を向けられたレオニダスは自分達が劣勢である事に唇を噛み締め、ルトガーは口元に笑みを浮かべて呟いた後苦笑しながらセリカ達に問いかけた。
「その通りだ。――――――リリエム、リ・クアルー!!」
「イルザーブ!!」
ルトガーの言葉に答えたセリカとロカはそれぞれが契約している使い魔達――――――睡魔リリエム、ナーガ族のリ・クアルー、権天使イルザーブをそれぞれ召喚し
「お前達は高所から支援するサリア達と協力して猟兵達を殲滅しろ。」
「イルザーブ、貴女もリリエム達と協力して猟兵達の殲滅を。」
「はーい!こんなにいっぱい”ご飯がいるんだから、誰から食べようか”、ボク、迷っちゃう♪」
「フッ、精気を吸い取るのに夢中で目的を忘れるなよ。」
「承知しました、ロカ様。」
セリカの指示に元気よく答えた後嬉しそうに猟兵達を見回すリリエムにリ・クアルーは苦笑しながら指摘し、ロカの指示にイルザーブは恭しく会釈をして答えた。
「貴女もリリエムさん達を手伝ってください、シュベルトラ
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