ハーケン会戦〜始まる大戦の”裏”〜
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、今回は”罠ごと食い破る圧倒的な戦力”がいるのだから、どんな罠がはられようと罠ごと食い破るのみだ。」
「うーん……そう上手くいくかな〜?近づくごとに嫌な予感がどんどん強まってくるんだよね〜。」
ゲオルグの指摘に同意するかのように肩をすくめたルトガーの言葉に続くようにレオニダスは静かな表情で呟いて黒の騎神に視線を向け、シャーリィは疲れた表情で溜息を吐いた。
「フフ……それでは始めようか――――――乾坤一擲となる”大戦”の”裏の戦い”を。」
そしてイシュメルガの操縦席にいるオズボーン宰相が号令をかけたその時
「―――――今だ!二人とも放て!!」
「はいっ!――――――逃がしません、三連制圧射撃!!」
「逃がさないよ〜!二連制圧射撃!!」
大使館の屋上の物陰に潜んでいたパントが指示を出し、パントの指示によって物陰から姿を現したルイーズとフィアはクラフトによる矢の雨をイシュメルガ達目掛けて降り注がせ
「くっ……やはり”罠”を張られていたか……!」
「フン、小癪な真似を……!」
自分達目掛けて降り注ぐ矢の雨を見たゲオルグとアルベリヒはそれぞれが操る戦術殻に結界を展開させて自分達の周囲を守ったが
「ガッ!?」
「ぐふっ!?」
「おいおい……あの程度も避けるか防ぐ事もできないとか、ニーズヘッグの連中はともかく”星座”のレベルも随分下がったんじゃねぇのか?」
「しょうがないでしょ〜。パパに加えてガレス達古株の隊長クラスもみんな死んだ事で、大半の腕がいい人達は”星座”に見切りをつけて他の”団”に移籍したんだから〜。シャーリィはパパ達みたいなリーダーシップはないし、去る人達をわざわざ追って引き留めるみたいな面倒な事はしない主義だからね〜。」
結界の範囲外にいたニーズヘッグや赤い星座の猟兵達の一部は回避や防御ができなかった為、降り注ぐ矢の雨に命中した事で絶命し、それを見て呆れた表情で溜息を吐いたルトガーの指摘にシャーリィは疲れた表情で答えた。
「我々も続くぞ、ルシティーネ卿、ユリーシャ殿、サリア殿、レシェンテ殿、ミルモ殿、リザイラ殿!――――――二つ回廊の轟雷!!」
「は、はいっ!大地の力よ、全てを圧し潰せ――――――歪界重力波!!」
「了解しました!かの者達に聖なる炎の裁きを――――――セナケリブの光霞!!」
「任せてください〜!御雪さん〜、お願いします〜!!」
「妾に任せるがよい!消え失せよ――――――ケルト=ルーン!!」
「切り裂け――――――重ね旋刃!!」
「地の精霊達よ、愚か者達に怒りの刃を――――――豪破岩槍撃!!」
「ぐぎゃあああああああ……っ!?」
「があああああああああ……っ!?」
更にそこにパント、リリカ、
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