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FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」
エリゴールに追い付け
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わ...わかっ...ぐはっ!」
カゲヤマが急に倒れ、その背中には短剣が刺さっていた。
「カゲ!!」
...《簡単な仕事だよ、カゲを殺せ》
カゲヤマの後ろの壁からは、逃げたはずの敵が震えて立っていた。カゲヤマを突き刺した張本人だ。
「くそっ!唯一の突破口が!ちくしょぉぉぉ!」
「カゲ!しっかりしろ!」
「仲間じゃ...ねぇのかよ...」
「ヒッ...ヒィィィ!」
カゲヤマを突き刺した男は、壁の中に逃げようとする。
「同じギルドの...仲間じゃねぇのかよ!!!」
ナツが壁を殴ると、男も一緒に吹き飛ばされて出てきた。
「カゲ!しっかりしないか!」
「駄目だエルザ!もう意識がねぇ」
「死なすわけにはいかん!やってもらう!」
「こんな状態じゃ!魔法は使えねぇぞ!」
「やってもらわねばならないんだ!」
「コレがお前らのギルドなのか!!!」
そこに、事情を知らないリート達がようやく合流した。
「お...お邪魔だったかしら?...」
「よくわかんねぇが、とりあえず話しを聞こう」
リートがナツ達の元に走り寄る
・・・
「ギルドマスターのいるクローバーの街...近いな...老いぼれどもめ待っていやがれ、死の粛清を与えてやる!」
・・・
「エリゴールの狙いは定例会なの!?」
「あぁ、けどこの風を何とかしねぇと駅の外には出られねぇ」
「...くそ野郎が...誰の親に手ぇだそうとしてんのか、はっきり教えてやる」
リートは、自分がキレそうになっているのを必死に抑える。
「こんなもん突き破ってやる!」
ナツは障壁に攻撃をするが、すぐに弾き返されてしまう。
「グレイやリートの魔法でこの風を凍らせる事は出来ないの?!」
「出来たらとっくにやってる」
「オレもだ、こんなもんに冷気なんか混ぜたら、切れる上に凍らせちまう今より強い障壁になっちまうし、氷を作ろうにもこの風じゃ大気中の水分をかき集められねぇ...」
「そんな...」
「くそっ!どうすれば...」
エルザ達が困惑する中、ナツは閃いたという顔をしてルーシィにつめよる。
「そうだ!星霊!」
「え?」
「エバルーの屋敷で星霊を使って移動できただろ!あれを使って」
「そうか!その手が!」
「いや、普通は星霊界に入ると死んじゃうし、人間が星霊界に行くのは重大な契約違反になっちゃうのよ。あのときはエバルーの鍵だったからよかったけど」
「ややこしいな、いいから早くやれよ」
「できないって言ってるでしょ!」
「エバルーの...鍵...あーーっ!」
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