第四十三話 麦わら帽子その四
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「何といってもね」
「だからなのね」
「そう、生足とか胸元丸出しとかね」
「そうしたのはなのね」
「要注意よ、私水着でもティーバックとかマイクロビキニとか着けないから」
そうした露出の多いデザインの水着はというのだ。
「スリングもちょっとね」
「スリングってあの」
「そう、ワンピースだけれどね」
「胸の部分結構見えてるわね」
「時々グラビアでもあるでしょ」
アイドルや女優のそれでというのだ。
「あえて露出を多くしてね」
「ビキニよりも目立たせて」
「その為に着けてるでしょ」
「あれは凄いわね」
「そのスリングもね」
「駄目なのね」
「ワンピースか冒険してビキニよ」
愛は咲に話した。
「私の限界は」
「ビキニは今普通じゃない?」
「そうだけれどね」
「ビキニが限度なの」
「私としてはね」
こう咲に話した。
「それがよ」
「そうなのね」
「それもね」
「変な人を下手に刺激するから」
「そうしかねないから」
このことを危惧してというのだ。
「ビキニが限度よ」
「お姉ちゃんはそうなのね」
「私としてはね」
どうしてもというのだ。
「そうなの、それで咲ちゃんもね」
「水着でも露出は気をつけることね」
「そうしてね、くれぐれも」
「それが自分を守ることになるのね」
「ひいてはね、それじゃあ麦わら帽子とサングラスをね」
「買うのね」
「そうしましょう」
こう咲に言った、そして咲もだった。
麦わら帽子だけでなくサングラスも買うことにした、その話はアルバイト先でも速水に話したが速水は咲に微笑んで述べた。
「どちらも非常にいいです」
「日差しを避ける為にですね」
「麦わら帽子は日射病も防いでくれますし」
このこともあってというのだ。
「熱射病も、夏の日差しを甘く見てはいけません」
「本当にやられちゃいますね」
「そうなりますので」
実際にそうなるからだというのだ。
「くれぐれもです」
「買うべきですね」
「私はそう考えます、私はどちらも持っていませんが」
それでもというのだ。
「重要性は認識しています」
「そういえば店長さんいつも裸眼ですね」
咲はここで速水のこのことに気付いた。
「そうですね」
「はい、私は眼鏡をかけません」
「コンタクトもですか」
「していません」
どちらもというのだ。
「そうしています」
「目いいんですか」
「両方共一・五あります」
それだけあるというのだ。
「右目も左目も」
「そうなんですね」
「左目もです」
髪の毛で隠れているこちらの目もというのだ。
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