第四十三話 麦わら帽子その三
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「それこそね」
「そういえばそうなのよね」
「男同士が有名だけれど」
「女同士もなの」
「一切禁止事項ないのよ」
「法律でもよね」
「だからね」
そうした国だからだというのだ。
「それでね」
「同性愛にしても」
「そう、普通にね」
まさにというのだ。
「あって女同士でもで」
「流石に襲ったら犯罪でも」
「そうした状況だから」
「女の子でもなの」
「ムラムラっときてね」
「襲う娘がいたりするの」
「だから気をつけるの」
露出にはというのだ。
「何時でもね」
「同性ばかりの場所でも」
「そうよ、私はそうした趣味はないけれどね」
同性愛のそれはというのだ。
「けれどね」
「それでもなのね」
「いつも気をつけてね」
「そうしないと駄目ね」
「夏は特にね
「脚とか胸元とか腋とか」
「そうしたところもガードするの」
「じゃあ暑くても膝までの半ズボンで」
咲は具体的なファッションの話もした。
「それでシャツも胸元が開いていない」
「半袖のね」
「ガード固くしないと駄目なのね」
「私もファッションは派手だけれど」
愛は自分のことも話した。
「夏はそれなりに気をつけてるの」
「お姉ちゃんもなの」
「ミニスカもね、あれストッキング履いてるから」
それまでのファッションの話をした。
「出来てね、下着も見えない様にね」
「してたの」
「ラインもね」
下着のそれもというのだ。
「見せない様にしてるのよ」
「ガードするところはしているのね」
「そう、そしてね」
そのうえでというのだ。
「胸元だって」
「イヤリングしていても」
「見えない様にね」
「してるの」
「派手でも」
そうであってもというのだ。
「見せるところはね」
「見せないのね」
「それで下着にも気を使っていても」
「見せない」
「そうしているのよ」
「刺激はしないのね」
「目立ってもね」
それでもというのだ。
「それはね」
「しないのね」
「そうなの、さもないとね」
「襲われるの」
「まず襲われない様にすること」
それこそがというのだ。
「危険な目に遭うことを自分から避けることよ」
「それが大事ってことね」
「危ない場所にも行かないでね」
「相手を下手に刺激する格好もしないことね」
「派手はいいけれど」
「露出には注意なのね」
「そう、そこのバランスが大事よ」
咲に真面目に告げた、ラインであるが愛の言いたいことは表情まで想像出来る状況で咲にも伝わった。
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