第四百九十話 運命の決戦〜勝利のビュッフェ〜その五
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「ヨロイ一族でもな」
「そうだよな」
「そうだな」
クロコダインも言ってきた。
「俺も皮膚と鎧で守ってるが」
「あんたもだよな」
「やはりだ」
風神の斧を自在に操りつつ述べた。
「衝撃によってだ」
「ダメージを受けるよな」
「そして関節を攻められるとな」
「斬られるよな」
「そうなってしまう」
そのことは避けられないというのだ。
「どうしてもな」
「やっぱりそうだよな」
「だからヨロイ一族も倒せるんだよな」
大兎は実際にその怪人達を倒しつつ述べた。
「こうして」
「ああ、やり方次第だな」
「そうだよな」
「無敵の奴なんかいるか」
レオポルドはこうも言った。
「幾ら強い、戦いにくい奴でもな」
「弱点があるな」
「そうだよ、まあ無敵に近い人はいるな」
一誠にこうも言った。
「っていうか鬼はな」
「誰だよ、それ」
「俺の姉上だ」
彼女だというのだ。
「この戦いには参加されていないがな」
「お前の姉さんってことは王族か」
「ああ、それでもな」
「滅茶苦茶強いんだな」
「そして訓練はな」
彼女が行うそれはというと。
「ライダーの人達のそれ並だ」
「そりゃすげえな」
「ノエルのお兄さんもかなり強いがな」
彼もというのだ。
「けれどあの人は鬼じゃねえんだよ」
「普通の人か」
「訓練とかはな」
「お前の姉さんが特別なんだな」
「強くて厳しくて熱いんだよ」
自分の姉のことをこう話した。
「本当にな」
「そんな人か」
「お前を見たら絶対に気に入られるな」
一誠を見てこうも言った。
「大兎もおっさんもな」
「俺もか」
「おっさんの性格もな」
これもというのだ。
「姉上好みなんだよ」
「そうなのか」
「武人とか熱い奴が好きでな」
それでというのだ。
「そういう相手はな」
「気に入ってか」
「訓練をしたくなるんだよ」
「お前の姉上も武人だな」
「そうなんだよ」
実際にというのだ。
「それでな」
「そういうことか」
「ああ、そしてな」
レオポルドはさらに話した。
「熱いんだよ」
「その熱さが鬼なんだな」
「そうなんだよ」
「ということはな」
ここで言ったのは大兎だった。
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