第四百九十話 運命の決戦〜勝利のビュッフェ〜その四
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「仲間ならね」
「一人ではか」
「逃げないわよ」
「逃げる時は一緒よ」
リマも言ってきた。
「仲間ならそうでしょ」
「助け合ってか」
「あんた駄目貧乏くじなんて不公平じゃない」
キラー=クイーンにこうも言った。
「だからよ」
「それでか」
「一緒に戦ってね」
「逃げる時もか」
「一緒だよ」
「そうしないとね」
七海がここで来た、素早い身のこなしで怪人達を翻弄している。
「やっぱり違うわね」
「そんなものか」
「仲間はね、キラー=クイーンさん外見は怖いけれど」
それでもというのだ。
「とてもいい人だし何よりも仲間だし」
「だからかよ」
「何があっても見捨てないわ」
「そう、だからね」
「一緒に戦っていきましょう」
「わかったぜ、俺はいい仲間を持ったな」
キラー=クイーンは思わず笑顔になった、そのうえで四人でその場を戦っていった。戦場はそこだけでなく。
一誠は戦う姿、赤龍帝の姿になっていた。その姿で戦いつつ言った。
「こうしてここでもな」
「ああ、最後までな」
「戦っていかないとな」
共に戦う大兎に話した。
「駄目だからな」
「ああ、しかしな」
「しかし?どうしたんだよ」
「いや、ヨロイ一族の連中だけれどな」
大兎は怪人の中にいる彼等の話をした。
「やっぱり堅固だけれどな」
「ああ、それでもな」
一誠もそれはと頷いた。
「戦い方があるよな」
「そうだよな」
「そんなの簡単だろ」
レオポルドが炎を操りつつ言ってきた。
「もうな」
「当たり前か」
「俺みたいに焼くかな」
炎を使ってというのだ。
「それかな」
「若しくはだよな」
「ああ、斬るものだと相当なものじゃないと斬れないけれどな」
「打ったらな」
「それが衝撃になって身体の中に伝わるだろ」
「それでダメージを与えるな」
「投げたらな」
レオポルドはこの攻め方の話をした。
「そうしたらな」
「衝撃が凄いからな、投げたら」
一誠も言った。
「受け身取ってもな」
「衝撃を受けるな」
「そしてダメージを与えられるんだよな」
「だからな」
それでというのだ。
「幾ら鎧を着ていてもな」
「投げたらいいな」
「そして斬るにしてもな」
それでは相当なものでないと斬れないがというのだ。
「丁度堅い場所と場所の間のな」
「関節とかをな」
「そこを斬ったらな」
そうすればというのだ。
「斬れるだろ」
「そこは柔らかいからな」
「だからやり方があるんだよ」
堅固な鎧を着た様な敵でもというのだ。
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