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FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」
呪歌(ララバイ)
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レイは首を全力で横にふり、勝負を断った。

「リートはどうだ?私は個人的にはリートとも久しぶりに手合わせしたいが」

「オレ?まぁいいけど帰ってからじゃなくてもいいよ、その内にな」

リートがあっけらかんと答えると、エルザは少しだけ笑う。

「フッ、リートらしいな」

「おしっ!!!燃えてきたぁ!!!」

ナツの顔が燃え上がり、やる気が出ていることが見てわかる。
その後、列車に乗ったナツ達は、エルザと共に目的地へと向かっていた。

シューーッ!ガタンガタン


「はぁ、はぁ」
「うっぷ...」

「情けねぇなお前らよぉ」

「毎度のことだけどつらそうね」

ナツとリートは、いつも通り、乗り物にダウンしていた。

「まったくしょうがない、ナツ、私のとなりに来い」

「あい」

ナツがフラフラと、エルザの隣に行くと、

ドスッ!!

「グボォァ!」

エルザが、ナツの腹を殴って一撃で気絶させた。

「…」

リートの顔がさらに青くなり、ナツはグレイに別の席に移される。

「次はリートだ、私のとなりに来い」

「いや、俺は大丈…「来い」…あい」

ドスのきいた声で呼ばれたリートに、逆らう術はもはやない。

「楽にしていろ」

しくしく

「あぃ…」

ドカッ!!

「グハァァ!!!」

リートは腹を殴られたナツと違い、首筋に手刀をくらわされたことにより気絶させられた。

「少しは楽になるだろう」

誰も何も言えず、ただ黙っていることしかできなかった。

「そ、そういえばあたし、妖精の尻尾でナツとリート以外の魔法見たことないかも、エルザさんはどんな魔法を使うんですか?」

「エルザでいい」

「エルザの魔法はキレイだよ血がいっぱいでるんだ、相手の」

「それはキレイなの?...」

「たいした事はない、私はグレイやリートの魔法の方が綺麗だと思うぞ」

「そうか?」

そういってグレイは右手の拳を、左掌に添えて魔力を込める。すると氷で出来たフェアリーテイルのマークが造形された。

「わぁっ!」

「氷の魔法さ」

「氷ってアンタ似合わないわね」

「ほっとけっての」

グレイが、少しだけふてくされる。

「ん?でも、氷ってことはリートの魔法と何が違うの?」

ルーシィの素朴な疑問に、エルザが答えた。

「私も聞いたことがあるが、リート曰く魔力で作り出すものそのものが違うらしい」

「魔力で作り出すもの?」

「あぁ、グレイは魔力で氷そのものを作るが、リートの場合は何でも凍らせられるほどの冷気を出しているとのことだそうだ」

「それって、何が違うの?」

そこに、リートの
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